『医師の一分』 薬剤に広範な社会問題のための松葉杖の役を担わせてはいけない。 | 渋谷区精神保健福祉オンブズパーソン

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『医師の一分』は海外の医療記事を翻訳されておられるブロガーさんです。
メンタルヘルスに関するものもあり、参考になりましたので、紹介させて頂きます。

例えば、このような記事です。


英国は「真のプロザック国家」 http://kurie.at.webry.info/200802/article_16.html


  自由民主党のリーダーNick Clegg は、英国は精神衛生医療の危機に直面している「プロザック国家」であると言う。 薬物乱用と貧弱な医療サービスが人々を失望させている。カウンセリングや 精神療法の待機時間が2年以上になっているものがあると言い、13週以内の治療保証が望ましく、政府は18週以内の治療を保証している。英国は本当に「プ ロザック国家」になってしまい、すでにどっぷりと嵌っている。抗うつ剤処方を削減しなければならない。薬剤に広範な社会問題のための松葉杖の役を担わせて はいけない。最近10年プロザックなどの薬剤処方は増加し続け、2006年には3100万処方がなされた。基本的な精神衛生サービスを切り詰めることは不 経済であり、3年も待たせることは人生にも命にも関わる重大な問題である。保健教育福祉省スポークスマンは、「精神衛生サービスと特に心理学的な療法への アクセスを改善することに働き続けている」と言う。

軽症うつ病に抗うつ剤は効果なし
新世代の抗うつ薬は効果がほとんどない
抗うつ剤の臨床試験結果公表の不透明さ
うつ病は単なる悲しみ  
抗うつ剤「パキシル」服用後の自殺増加
抗うつ剤による胎児の心臓奇形のリスク/心臓中隔欠損 SSRI
DSMと製薬会社の関係
ハーバード大提携病院で外部からの報酬を規制/米国医療事情
ハーバード・メディカルスクールの倫理的苦境/米国医療事情
ジプレキサの副作用問題 14億ドル支払いで合意/米国医療事情
抗うつ剤の使用量は10年で2倍/米国  
製薬企業から資金提供された活動を停止/米国医療事情 児童精神科医
製薬企業と研究センターの関係/米国医療事情 小児精神医療
小児向精神薬治療研究での問題/米国
小児の双極性障害(躁うつ病)の爆発的な増加/米国医療事情
小児への向精神薬使用量の増加  
ラジオ番組のホスト医師 製薬企業から報酬
二大製薬企業が医師への金銭提供について公表/米国
軽度・中度のうつ病患者に抗うつ剤は不要、英 キルシュ(Irving Kirsch)教授
双極性障害のうつにもケタミンが効果あり
注意欠陥多動性障害ADHDの増加/米国  
コーヒーを飲む女性はうつ病になりにくい
米国人の10人に1人以上が抗うつ剤を服用/米国医療事情
ADHD治療薬の使用 6年間で50%増加


製薬会社が莫大な金額を医学研究者に投げていて、正確なことを知る明確な方法が全然ない
同じ事がジャーナリズムの中で起こっているように見える
米国で、
「双極性障害」(躁うつ病)の子どもの数が、1994年から2003年までに40倍にまで増加した
という。専門家によれば更に増加中であるとのことであるが、病気が増えたのではなく、医師が積極的に診断を下すようになったためだという見方も多い。

医師の一分http://kurie.at.webry.info/ より