「松任谷由実」の04年11月発表、33rd「VIVA! 6×7(ビバ・シックス・バイ・セブン)」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源、18年リマスター。

松任谷由実33-1

松任谷由実33-2

松任谷由実の全アルバム・全シングルがサブスクで配信でされているので、順に聴いています。

過去にレンタル等で手に入れた音源も持っているのですが、サブスク配信は全てGOH HOTODAによる最新リマスター。
オリジナル・アルバムだけで39作もあるので、大変な長丁場ですが、頑張って聴いています。

このアルバムは、32nd「Wings of Winter, Shades of Summer」から2年振りに発表された33作目(オリコン5位)。
プロデューサーは、松任谷正隆。
その間に、セルフカバー・アルバム「Yuming Compositions: FACES」を挟んだので、間が空きました。
印象的なジャケットのアートディレクターは、昨年亡くなった信藤三雄。
イラストのようにも見えますが、写真を加工したものらしいです。
2台の車は「アルファロメオ・ジュリエッタスパイダー」と「ポルシェ・356A」。映画のワンシーンのようなジャケットが良いですね。
ちなみに、アルバム・タイトルの「6×7」は撮影用フィルムのサイズです。

1曲目「-Prologue-」は、20秒に満たない、短い英会話のSE。
2曲目「太陽の逃亡者」は、Original Loveの田島貴男とのデュエット。JR北海道「冬のイメージソング」。駆け落ちをテーマにした、ムーディーな曲。
3曲目「恋の苦さとため息と」は、ストリングスを伴った流暢な曲。ブレイクで雰囲気が変わります。シングルではありませんが、MVを制作。
4曲目「Choco-language」は、ノスタルジックなラヴ・ソング。不二家「ルックチョコレート」CMソング。曲名の「ショコランゲージ」はユーミンの造語で、「ショコラ」と「ランゲージ」を掛けたようです。ちなみに、「ショコラ」はチョコレートのフランス語で、歌詞にもチョコレートが出て来ます。なので、CMソングになったのでしょうね。「好きよ好きよ」を連呼します。
5曲目「水槽のJellyfish」は、ストリングスとホーンが入った雄大な曲。間奏には、緩いサックス・ソロが入ります。曲名のジェリーフィッシュはクラゲ。
6曲目「灯りをさがして」は、ミディアムテンポで淡々と歌い上げる曲。日本テレビ系「あの日にかえりたい~東京キャンティ物語~」イメージソング。
7曲目「永遠が見える日(album version)」は、アコースティック・ポップナンバー。映画「天国の本屋~恋火」主題歌。『YUMING Presents「天国の本屋~恋火」ミュージックDVD』というタイトルで、DVDシングルが発売。「永遠が見える日(Movie Version)」ほか3曲が収録されています。
8曲目「Summertime」は、ジャジーな曲。
9曲目「ひまわりがある風景」は、少しアップテンポのアコースティック・ロック。
10曲目「Invisible Strings」は、ヴァイオリンや一瞬入る男性コーラスが印象的な曲。不二家「カントリーマアム」CMソング。
11曲目「霧の中の影」は、アコースティックギターの響きが美しい曲。

ジャケットは印象深いですが、肝心の中身の印象が薄いです。
シングルも含まれていませんし、田島とのデュエットもごく普通の出来栄えだと思います。
強いて挙げれば、4曲目でしょうか。

Youtubeで「永遠が見える日」のMV映像(Short ver.)を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「恋の苦さとため息と」のMV映像です。