「L'Arc~en~Ciel(ラルク・アン・シエル)」の99年7月発表、7th「ray(レイ)」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源、22年リマスター。

ラルク・アン・シエル7

L'Arc~en~Cielは、4人組のロック・バンド。
メンバーは、hyde(モーカル)、ken(ギター)、tetsu(ベース)、yukihiro(ドラムス)。

このアルバムは、6作目「ark(アーク)」と同時発売の7作目(オリコン2位)。

1曲目「死の灰」は、ラウドなギター・ロック。 
2曲目「It's the end」は、疾走するスピード感溢れるロック・ナンバー。
3曲目「HONEY」は、オリコン1位。10thシングル。7曲目、8曲目と併せてシングル3枚同時発売。TBS系「スーパーサッカー」エンディングテーマ。これまた、2曲目同様にシンプルかつスピード感溢れるロック・ナンバー。フィジカルではバンド史上最大の売り上げを誇る代表曲。
4曲目「Sell my Soul」は、くぐもったピアノで始まるダンサブルなロック・ナンバー。
5曲目「snow drop[ray mix]」は、オリコン1位。13thシングル(アルバム・ヴァージョン)。フジテレビ系ドラマ「走れ公務員!POLICE WOMAN」の主題歌。シングル2週連続発売の第1弾(第2弾は「ark」収録の「forbidden lover」)。冒頭から高らかにギターが鳴るポップ・ナンバー。ロートタムを連打する軽快な曲です。
6曲目「L'heure」は、前半5曲と後半5曲を繋ぐインタールードのインストゥルメンタル。ドラムループに、男女のフランス語の会話やインダストリアルなギターが重なります。
7曲目「花葬」は、オリコン4位。11thシングル。3曲目、8曲目と併せてシングル3枚同時発売。テレビ朝日系「真相究明!噂のファイル」エンディングテーマ。幻想的なロック・ナンバー。間奏のギターに英語のセリフが重なります。この曲は好きです。
8曲目「浸食 lose control」は、オリコン2位。12thシングル。3曲目、7曲目と併せてシングル3枚同時発売。ハリウッド版映画「GODZILLA」挿入曲。耽美的な雰囲気の「静」パートからヘビー・ロックの「動」パートへと劇的に変化するドラマチックな曲。
9曲目「trick」は、ハイテンポのヘビーロック・ナンバー。
10曲目「いばらの涙」は、アルペジオの美しいギターで始まるギター・ロック。ギター・ソロも聞かせます。
11曲目「the silver shining」は、前半がシンセサイザーにボーカルだけ乗る幻想的な曲。途中からギターやドラムス、コーラスが加わり、壮大に展開します。これまた、アルバムのエンディングに相応しい曲。

「ark」と「ray」のどちらが好きかと尋ねられると、この「ray」ですかね。やっぱり、7曲目が好きなので。
hydeは、デヴィッド・シルヴィアンが好きなようですが、分かりますね。
8曲目や11曲目のなまめかしい歌い方などは、シルヴィアンのボーカルやジャパンのサウンドに通じるものがあると思います。
ヴィジュアル系と見た目で判断すると、しっぺ返しを喰らうのもジャパンと共通点がありますね。

 

ちなみに、Wikipedeiaには「2枚組じゃないけど、2枚出すっていうのはやりたかったんですよ。スマッシング・パンプキンズみたいに2枚出してえー!って思ってたんですよ(笑)」というyukihiroのインタビューが掲載されております。このスマッシング・パンプキンズのアルバムは、4th「メロンコリーそして終りのない悲しみ(Mellon Collie & the Infinite Sadness)」と注意書きが掲載されておりますが、このアルバムは元々2枚組なので、yukihiroの勘違いだと思います。
同様の2枚同時発売のアルバムと言えば、同じ90年代に、あのアメリカのハードロック・バンドが出しています。近日中に、それを聴こうと思います。


Youtubeで「HONEY」のMV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「花葬」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「浸食 lose control」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「snow drop」のMV映像です。