「L'Arc~en~Ciel(ラルク・アン・シエル)」の99年7月発表、6th「ark(アーク)」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源、22年リマスター。

ラルク・アン・シエル6

L'Arc~en~Cielは、4人組のロック・バンド。
メンバーは、hyde(モーカル)、ken(ギター)、tetsu(ベース)、yukihiro(ドラムス)。

このアルバムは、7作目「ray(レイ)」と同時発売の6作目(オリコン1位)。

1曲目「forbidden lover」は、オリコン1位。14thシングル。日本テレビ「知ってるつもり?!」エンディングテーマ。シングル2週連続発売の第2弾(第1弾は「ray」収録の「snow drop」)。マーチング・ドラムに乗ったドラマチックなロック・ナンバーで、6分を超す大作。そう言えば、この曲のタイトルは、デヴィッド・シルヴィアンの「禁じられた色彩(Forbidden Colours)」の影響を受けていますかね?
2曲目「HEAVEN'S DRIVE」は、オリコン1位。15thシングル。キャッチーなロック・ナンバー。ずっと鳴り続けているベースが凝っています。アルバム・タイトルは、この曲の「箱船」という歌詞から付いています。
3曲目「Driver's High」は、オリコン2位。17thシングル。フジテレビ系アニメ「GTO」前期オープニングテーマ。曲名は、ランナーズハイを基にした造語。エンジンスタート音で始まる疾走感溢れるロック・ナンバー。
4曲目「Cradle」は、3曲目のシングルカップリングにリミックス・ヴァージョン(down to the earth mix)を収録。イギリス・ブリストル発祥のトリップ・ホップの影響を受けた退廃的な曲。スクラッチ・ノイズが挿入されています。
5曲目「DIVE TO BLUE」は、オリコン1位。9thシングル。TBS系「特捜!芸能ポリスくん」エンディングテーマ。NTTパーソナル関西CMソング。軽快なギターロック。
6曲目「Larva」は、北インドの太鼓タブラーの音をサンプリングしてループにした、エレクトリカルなインストゥルメンタル。
7曲目「Butterfly's Sleep」は、6曲目に繋がって始まる曲。歪んだギターに、6曲目と同じドラム・ループ、ストリングスが絡むスピード感溢れるロック・ナンバー。
8曲目「Perfect Blue」は、トロピカルムード満点のポップ・ナンバー。歌詞にも「南の島」が登場します。
9曲目「真実と幻想と」は、アルバム唯一の日本語タイトル。エキセントリックなギターフレーズのミディアムテンポの曲。絡みつくようなボーカルが退廃的なイメージを醸し出します。
10曲目「What is love」は、ミディアムテンポながら、サビだけ突然テンポアップする変ったポップ・ナンバー。
11曲目「Pieces[ark mix]」は、オリコン1位。16thシングル(アルバム・ヴァージョン)。ソーテック「e-one 500」CMソング。ストリングスがたっぷり入った壮大なバラード。情感を込めたボーカルと咆哮するギター・ソロも印象的です。アルバムのエンディングに相応しい曲ですね。

発売当時、レンタルで2枚とも聞いた記憶があります。
でも、ここまでテクのあるバンドだとは思っていませんでした。
hydeのボーカルで好き嫌いが分かれるような気もしますが、残りのメンバーの演奏力は相当なものだと思います。
ヴィジュアル系と思って、なめてかかってはいけませんね。海外のアーチストとも十分に伍して戦える実力派だと思います。

Youtubeで「DIVE TO BLUE」のMV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「forbidden lover」のMV映像とライヴ映像です。
 

 


同じくYoutubeの「HEAVEN'S DRIVE」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「Pieces」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「Driver's High」のMV映像です。