「デフ・レパード(Def Leppard)」の83年1月発表、3rd「炎のターゲット(Pyromania)」を聴きました。

僕が持っているのは、23年発売の紙ジャケット、19年リマスター。

デフレパード3-1
(ジャケット表)
英国初回盤LPを再現。日本初回盤LP再現帯付き。

デフレパード3-2
(帯を外したジャケット表)

デフレパード3-3
(ジャケット裏)

デフレパード3-4

 

デフレパード3-5

(内袋表裏)

デフ・レパードは、イギリスのハードロック・バンド。
この時点のメンバーは、ジョー・エリオット(リード・ボーカル)、スティーヴ・クラーク(ギター)、フィル・コリン(ギター)、ピート・ウィリス(ギター)、リック・サヴェージ(ベース)、リック・アレン(ドラムス)の6名。

このアルバムは、2nd「ハイ&ドライ(High 'n' Dry)」に続く、3作目(全英18位・全米2位・オリコン70位)。
プロデューサーは、前作に続いて、AC/DCやカーズでお馴染みのロバート・ジョン・"マット"・ラング。
このアルバムの発表後、ピート・ウィリスがアルコール依存症により解雇され、レコーディングにも参加していたフィル・コリンが後を引き継ぎます。

1曲目「ロック!ロック!(Rock! Rock!(Till You Drop))」は、激しくドライブするヘビー・ロック。ボーカルはほとんどAC/DCです(笑)。
2曲目「フォトグラフ(Photograph)」は、全英66位・全米12位。明るくキャッチーなロック・ナンバー。
3曲目「ステージフライト(Stagefright)」は、イントロに歓声や手拍子が入る疑似ライヴ風のスピードナンバー。もちろん、ザ・バンドとは同名異曲です。曲名は「人前であがる」という意味。
4曲目「トゥー・レイト(Too Late for Love)」は、全英86位・全米メインストリーム・ロック9位。イントロに風の音が入ったドラマチックな曲。
5曲目「狙撃兵(Die Hard the Hunter)」は、イントロにヘリコプターの音とシンセによる狙撃音が入る、これまたドラマチックなナンバー。狙撃音は曲中にも入ります。ツイン・ギターのソロも聴き所。
6曲目「フーリン(Foolin')」は、全米28位。また、4曲目の英盤シングルB面。アコースティックな雰囲気から始まる、またもやドラマチックなロック・ナンバー。
7曲目「ロック・オブ・エイジ(Rock of Ages)」は、全英41位・全米16位。プロデューサーのラングのおしゃべりで始まるミディアム・テンポの曲。ボーカルは、笑い声やセリフを挟みます。
8曲目「炎のターゲット(Comin' Under Fire)」は、6曲目の米盤シングルB面。アルバム・タイトルと邦題は同じですが、原題は異なります。アルバム・タイトルは、直訳すると「放火癖」。
9曲目「アクション!(Action! Not Words)」は、7曲目の英盤シングルB面。曲名の「アクション!」をコーラスと掛け合います。
10曲目「銃をとれ!(Billy's Got a Gun)」は、7曲目の米盤シングルB面。どことなく、レッド・ツェッペリンの「カシミール」(Kashmir)」を思わせる曲。エンディングには、謎のドラム音とシンセ音。

キーボードは、Booker T. Boffinの変名で参加したトーマス・ドルビー。
ボーカルの技能向上、多彩なコーラス、イントロの仕掛けに見るプロデュース・ワークなど、大きく飛躍した作品と言えるでしょう。

Youtubeで「フォトグラフ(Photograph)」のMV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「ロック・オブ・エイジ(Rock of Ages)」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「フーリン(Foolin')」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「トゥー・レイト(Too Late for Love)」のMV映像です。