「デフ・レパード(Def Leppard)」の81年7月発表、2nd「ハイ&ドライ(High 'n' Dry)」を聴きました。

僕が持っているのは、23年発売の紙ジャケット、19年リマスター。

デフレパード2-1
(ジャケット表)
英国初回盤LPを再現。日本初回盤LP再現帯付き。ジャケットのデザインは、ヒプノシス。

デフレパード2-2
(帯を外したジャケット表)

デフレパード2-3
(ジャケット裏)

デフレパード2-4

デフレパード2-5
(内袋表裏)

デフ・レパードは、イギリスのハードロック・バンド。
この時点のメンバーは、ジョー・エリオット(リード・ボーカル)、スティーヴ・クラーク(ギター)、ピート・ウィリス(ギター)、リック・サヴェージ(ベース)、リック・アレン(ドラムス)の5名。

このアルバムは、1st「オン・スルー・ザ・ナイト(On Through the Night)」に続く、2作目(全英26位・全米38位)。
プロデューサーは、AC/DCやフォリナーでお馴染みのロバート・ジョン・"マット"・ランジ。

1曲目「レット・イット・ゴー(Let it Go)」は、全米メインストリーム・ロック34位。激しくドライブするヘビーロック・ナンバー。短いブレイクは、クイーンの影響らしいです。
2曲目「アナザー・ヒット&ラン(Another Hit and Run)」は、これまた途中でブレイクを挟みますが、基本的に畳み掛けるような激しいハードロック・ナンバー。
3曲目「ハイ&ドライ(High 'n' Dry(Saturday Night))」は、アルバム・タイトル曲。キッスのジーン・シモンズのナンバーを思わせるハードロック。
4曲目「ブリンギン・オン・ザ・ハートブレイク(Bringin' On the Heartbreak)」は、全米61位。ドラマチックなロック・ナンバー。02年にマライア・キャリーがカバーしています。
5曲目「スイッチ 625(Switch 625)」は、1曲目のシングルB面。前曲から続いて始まるインストゥルメンタル。2曲で1曲となった構成ですね。
6曲目「ユー・ガット・ミー・ランニン(You Got Me Runnin')」は、冒頭に笑い声や間奏にシャウトが入る軽快なハードロック・ナンバー。
7曲目「レディ・ストレンジ(Lady Strange)」は、間奏でテンポアップするロック・ナンバー。
8曲目「オン・スルー・ザ・ナイト(On Through the Night)」は、1stのアルバム・タイトルと同じ題名ですが、アウトテイクでは無く、前作発表後に制作されたそうです。
9曲目「ミラー・ミラー(Mirror, Mirror(Look into My Eyes))」は、静動のコントラストがハッキリしたドラマチックな曲。
10曲目「お前にNo No(No No No)」は、ハイテンポのパンキッシュなロックンロール。最後の「No No…」と続く叫び声がアナログ盤では無限ループ(CDでは普通のフェードアウト)となっていたようです。

曲間が短く、間髪を入れずに次の曲が始まるので、勢いがありますね。
ロバート・ジョン・"マット"・ランジのプロデュース・ワークが冴えています。
ランジと言えば、AC/DC「地獄のハイウェイ(Highway to Hell)」「バック・イン・ブラック(Back in Black)」、フォリナー「4(4)」といったハードロック系のプロデュースで有名ですが、カーズ「ハートビート・シティ(Heatbeat City)」のようなニューウェーブ系のバンドも手掛けています。
この後、3rd「炎のターゲット(Pyromania)」と4th「ヒステリア(Hysteria)」も引き続いてプロデュースします。

Youtubeで「レット・イット・ゴー(Let it Go)」のMV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「ブリンギン・オン・ザ・ハートブレイク(Bringin' On the Heartbreak)」のMV映像2種類です。
 

 


同じくYoutubeの「ハイ&ドライ(High 'n' Dry(Saturday Night))」のMV映像です。