「ヴァン・ヘイレン(Van Halen)」の86年3月発表、7th「5150(5150)」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源。サミー・ヘイガー時代の4作品+アルバム未収録曲を収めた23年10月発売のボックス・セット「The Collection Ⅱ」の1枚、

23年リマスター。

ヴァン・ヘイレン7-1

ヴァン・ヘイレン7-2

ヴァン・ヘイレンは、アメリカのハードロック・バンド。
この当時のメンバーは、サミー・ヘイガー(ボーカル)、エドワード・ヴァン・ヘイレン(ギター、キーボード)、マイケル・アンソニー(ベース)、アレックス・ヴァン・ヘイレン(ドラムス)。

このアルバムは、6th「1984(1984)」に続く、7作目(全米1位・全英16位・オリコン4位)。
プロデューサーは、フォリナーのミック・ジョーンズ、ドン・ランディー、ヴァン・ヘイレン。
ボーカルのデイヴィッド・リー・ロスが脱退し、サミー・ヘイガーが加入した第1弾です。
サミー時代の作品がリマスターされるのは、これが初めて。
前作に続いて数字のアルバム・タイトルですが、「5150(fifty-one-fifty)」は自己または他者に傷害を与える恐れのある精神障害者の措置入院手続きを定めたカリフォルニア州法から来るポリスコード(警察関係者による隠語)だそうです。
エディは、自身のスタジオ名やシグネチャー・アンプにも、この番号を付けています。

1曲目「グッド・イナフ(Good Enough)」は、疾走感溢れる曲。冒頭のセリフや歌い回しは、デイヴを意識していますかね?
2曲目「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラヴ(Why Can't This Be Love)」は、全米3位・全英8位。ギター以上にキーボードが目立つポップ・ロック・ナンバー。ライヴでもエディがキーボードを弾いています。
3曲目「ゲット・アップ(Get Up)」は、2曲目のシングルB面。畳み掛けるハイテンポのハードロック・ナンバー。
4曲目「ドリームス(Dreams)」は、全米メインストリームロック6位・全英62位。華麗なキーボードとアコースティック・ギターで始まる軽快な曲。
5曲目「サマー・ナイツ(Summer Nights)」は、7曲目のシングルB面。全米メインストリーム・ロック33位。こちらは、冒頭からギター主体の曲。
6曲目「ベスト・オブ・ボース・ワールズ(Best of Both Worlds)」は、全米メインストリームロック12位。ミディアム・テンポのオーソドックスなロック・ナンバー。
7曲目「ラヴ・ウォークス・イン(Love Walks In)」は、全米22位。冒頭からほとんどキーボードによる演奏のパワーバラード。
8曲目「5150(5150)」は、アルバム・タイトル曲。軽快なギター・ロック・ナンバー。
9曲目「インサイド(Inside)」は、4曲目のシングルB面。セリフのようなボーカル、会話、ギターが飛び交うファンキーな曲。

前作以上に、キーボードが目立つ曲が多いですが、ボーカルの交代という危機を見事に乗り越えましたね。

Youtubeで「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラヴ(Why Can't This Be Love)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「ドリームス(Dreams)」のライヴ映像です。
 


同じくYoutubeの「ラヴ・ウォークス・イン(Love Walks In)」のライヴ映像です。
 


同じくYoutubeの「ベスト・オブ・ボース・ワールズ(Best of Both Worlds)」のライヴ映像です。