「松任谷由実」の83年12月発表、15th「VOYAGER」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源、18年リマスター。

松任谷由実15-1

松任谷由実15-2

松任谷由実の全アルバム・全シングルがサブスクで配信されているので、順に聴いています。

過去にレンタル等で手に入れた音源も持っているのですが、サブスク配信は全てGOH HOTODAによる最新リマスター。
オリジナル・アルバムだけで39作もあるので、大変な長丁場ですが、頑張って聞いています。

このアルバムは、14th「REINCARNATION」から10ヶ月で発表された15作目(オリコン1位)。
プロデューサーは、松任谷正隆。
ジャケットのデザインは、12th「昨晩お会いしましょう」も手掛けたヒプノシスのストーム・ソーガソン。
「昨晩お会いしましょう」は、ユーミンに似た体形の女性モデルでしたが、今回のジャケットで泳いでいるのはユーミン本人。
平泳ぎなのか、クロールなのか微妙な泳ぎ方ですが…。
また、このアルバムから年1作、11月下旬か12月上旬にリリースされるのが恒例化され、27th「KATHMANDU」まで継続されます。

1曲目「ガールフレンズ」は、シンセベースやパーカッションが引っ張る軽快なテンポの曲。サックスが味付けとなっています。87年発表の19th「ダイアモンドダストが消えぬまに」に、「続 ガールフレンズ」というこの曲の続編が収録されています。
2曲目「結婚ルーレット」は、ホーンやストリングスで賑やかな曲。
3曲目「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」は、19thシングル(オリコン9位)。原田知世への提供曲のセルフ・カバー。原田の曲は、主演ミュージカル「マクドナルドミュージカル あしながおじさん」の主題歌。この曲は良いです。
4曲目「青い船で」は、アルバム未収録の20thシングル「VOYAGER~日付のない墓標」B面。映画「さよならジュピター」挿入曲。
5曲目「不思議な体験」は、83年ニッカウヰスキー・マイルドニッカCMソング。幽体離脱を歌ったような歌詞の曲。エンディングのストリングスが美しいです。
6曲目「ハートブレイク」は、ホーンやパーカッションによるラテン・サウンド。
7曲目「TYPHOON」は、翌84年に小林麻美がカバー。ゆったりとしたスロー・ナンバー。
8曲目「TROPIC OF CAPRICORN」は、これまたラテンの香りもするプログレ風の曲。
9曲目「私を忘れる頃」は、長崎の稲佐山を舞台にした曲。
10曲目「時をかける少女」は、3曲目のシングルB面。原田知世の提供曲のセルフ・カバー。原田の曲は、本人主演の同名映画の主題歌(オリコン2位)。

何か凄く地味なアルバムですね。唯一印象深い3曲目、10曲目もセルフ・カバーですし、アルバム・タイトル曲に至っては未収録なので…。
次作からリアル・タイムで聴いたアルバムが始まるので、そちらの方が楽しみです。

Youtubeで「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」の音源を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「時をかける少女」の音源です。