「松任谷由実」の83年2月発表、14th「REINCARNATION」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源、18年リマスター。

松任谷由実14-1

松任谷由実14-2

松任谷由実の全アルバム・全シングルがサブスクで配信されているので、順に聴いています。

過去にレンタル等で手に入れた音源も持っているのですが、サブスク配信は全てGOH HOTODAによる最新リマスター。
オリジナル・アルバムだけで39作もあるので、大変な長丁場ですが、頑張って聞いています。

このアルバムは、13th「PEARL PIERCE」から8ヶ月で発表された14作目(オリコン1位)。
プロデューサーは、松任谷正隆。
83年の第25回日本レコード大賞ベスト・アルバム賞を受賞。

1曲目「REINCARNATION」は、「輪廻転生」がテーマの曲。歌詞に合った、スペイシーな雰囲気のプログレ・ハード。
2曲目「オールマイティー」は、前曲のエンディングの派手なギター・ソロから続いて始まります。このギターを弾いているのは、Wikipediaでは安藤まさひろとされていますが、別な本では今剛とされています。どちらでしょうかね?ブローの効いたサックスやストリングスが派手に鳴る賑やかな曲です。
3曲目「NIGHT WALKER」は、一転落ち着いた雰囲気の失恋ソング。
4曲目「星空の誘惑」は、コーラスもストリングスも思いっきり歌謡曲っぽい曲。
5曲目「川景色」は、石川セリへの提供曲のセルフカバー。ちょっと可愛らしい曲ですが、この川は相模川のようです。
6曲目「ESPER」は、エフェクトの掛かったセリフで始まる、80年の14thシングル(オリコン77位)のリメイク・ナンバー。
7曲目「心のまま」は、ブックレットに「RIBⅡ世号に捧ぐ」との記載があり、それは日本人女性初の外洋ヨット太平洋横断完走を成し遂げた小林則子が乗っていたヨット名であり、そのヨットのラジオドキュメンタリーのために作られた曲。したがって、歌詞に「細いマスト」「海流」「潮の便り」「水平線」などが登場します。
8曲目「ずっとそばに」は、ボサノバ調の曲。原田知世がカバーし、シングル「時をかける少女」のB面になりました。こちらの歌詞にも、「時を かけて行くわ」といった一節があります。
9曲目「ハートはもうつぶやかない」は、8曲目から続いて始まる、ドラマチックなアレンジの派手なロック・ナンバー。
10曲目「経(ふ)る時」は、語り掛けるようにしっとりと歌われる曲。歌詞のホテルは千鳥ヶ淵沿いに02年まであったフェヤーモントホテルで、ティールームはそこにあった「ブラスリー・ドゥ・ラ・ヴェルデュール」。

Youtubeで「ESPER」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「REINCARNATION」のライヴ映像です。
 


同じくYoutubeの「経(ふ)る時」のライヴ映像です。