「松任谷由実」の82年6月発表、13th「PEARL PIERCE」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源、18年リマスター。

松任谷由実13-1

松任谷由実13-2

松任谷由実の全アルバム・全シングルがサブスクで配信でされているので、順に聴いています。

過去にレンタル等で手に入れた音源も持っているのですが、サブスク配信は全てGOH HOTODAによる最新リマスター。
オリジナル・アルバムだけで39作もあるので、大変な長丁場ですが、頑張って聞いています。

このアルバムは、12th「昨晩お会いしましょう」から7ヶ月で発表された13作目(オリコン1位)。
プロデューサーは、松任谷正隆。
82年の第24回日本レコード大賞ベスト・アルバム賞を受賞。

1曲目「ようこそ輝く時間へ」は、ディスコ調の曲。歌詞の夜空に浮かんだスタジアムは後楽園球場で、後楽園ゆうえんちのスカイフラワーからの眺めをモチーフにした曲。
2曲目「真珠のピアス」は、前曲から切れ目なく始まるアルバム・タイトル曲。サポートメンバーが車に片方のピアスを残されたという実話を元に作られた曲。
3曲目「ランチタイムが終わる頃」は、日比谷公園を舞台にした曲。82年TBS「風の鳴る国境 明子と早苗」テーマソング。割と高音で歌われます。
4曲目「フォーカス」は、写真週刊誌の「FOCUS」に因んだタイトルで、ちょっと切ない眼鏡女子が主人公。フリーソウル風のキーボードやコーラスが印象的です。
5曲目「夕涼み」は、7曲目のサンプル盤B面。ささやくように歌う男性コーラスも印象的です。
6曲目「私のロンサム・タウン」は、ツアーで寄った新潟のご当地ソング。直接新潟とは言及されておりませんが、「錆びた船がナホトカに向けて遠ざかる」という歌詞があります。
7曲目「DANG DANG」は、歌詞の通りに、テンポアップしていく曲。エンディングのギターによる余韻も良いです。非売品のサンプル盤としてシングル・カットされ、84年富士フイルム「ビデオテープスーパーHG HiFi」CMソングにもなりました。
8曲目「昔の彼に会うのなら」は、2人組女性コーラス・グループ、ポニー・テールに提供した「二人は片想い」という曲を改題してセルフカバー。
9曲目「消息」は、ストリングス入りのゆったりとしたナンバー。
10曲目「忘れないでね」は、舌足らずのような可愛らしいボーカルの曲。対照的に、夜中だと思いますが、ルルル…と三回鳴らして切る電話の歌詞が怖いです。

何と言っても、2曲目と7曲目の代表曲2曲ですね。

Youtubeで「真珠のピアス」の音源とライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 



同じくYoutubeの「DANG DANG」の音源とライヴ映像です。