「荒井由実」の７６年６月発表、「YUMING BRAND」を聴きました。
僕が聴いたのは、サブスク配信音源、１８年リマスター。
オリジナル・ジャケットは、切り取りできる眼鏡付きの３Ｄジャケット。
松任谷由実の全アルバム・全シングルがサブスクで配信されているので、順に聴いています。
過去にレンタル等で手に入れた音源も持っているのですが、サブスク配信は全てGOH HOTODAによる最新リマスター。
オリジナル・アルバムだけで３９作もあるので、大変な長丁場ですが、とりあえず荒井由実名義の５作から聴いています。
このアルバムは、３rd「COBALT HOUR」に続く初のベスト・アルバム（オリコン１位）。
「あの日にかえりたい」「翳りゆく部屋」のヒットを受けて、このアルバムもヒットしました。
１曲目「あの日にかえりたい」は、６thシングル（オリコン１位）。ＴＢＳ系ドラマ「家庭の秘密」主題歌。歌詞の内容がドラマに合わないという理由でボツとなり、現在の歌詞に差換えられました。その元の歌詞は、ハイ・ファイ・セットの「スカイレストラン」という曲の歌詞になっています。また、ユーミンとしては初のＣＭ曲でもある、三菱電機ダイヤトーンステレオのＣＭソングにもなりました。イントロとアウトロのコーラスは、ハイ・ファイ・セットの山本潤子。このコーラスが良いですね。私が自分の小遣いで買った最初のシングル２枚のうちの１枚（もう１枚はバンバンの「『いちご白書』をもう一度」）。
２曲目「少しだけ片想い」は、１曲目のシングルＢ面。３rd「COBALT HOUR」収録曲。コーラスは山下達郎と吉田美奈子。
３曲目「やさしさに包まれたなら」は、３rdシングル。２nd「MISSLIM」収録ヴァージョンより、曲調がスローなシングル・ヴァージョン。不二家「ソフトエクレア」ＣＭソング。
４曲目「魔法の鏡」は、３曲目のシングルＢ面。これも、２nd「MISSLIM」収録ヴァージョンとは歌詞やアレンジが異なるシングル・ヴァージョン。二番の出だしの歌詞が、アルバムでは「きょうもおんなじ夜空の下」なのに対し、シングルでは「きょうもおんなじ街の何処か」となっています。また、アルバム・ヴァージョンに入っている松任谷正隆の弾くマンドリンが入っていません。
５曲目「ルージュの伝言」は、５thシングル（オリコン４５位）。３rdアルバム「COBALT HOUR」収録曲。曲名の「ルージュ」は赤い口紅の事。凝ったコーラスは、山下達郎、吉田美奈子、大貫妙子の３人。
６曲目「１２月の雨」は、４thシングル。２nd「MISSLIM」収録曲。シュガー・ベイブ（山下達郎、大貫妙子、村松邦男）がコーラスで参加。
７曲目「瞳を閉じて」は、６曲目のシングルＢ面。長崎県立奈留高等学校から校歌作成の依頼を受けて作られた曲。シュガー・ベイブがコーラスで参加。
８曲目「きっと言える」は、２ndシングル。１st「ひこうき雲」収録曲。転調を繰り返す難曲ですが、ファルセットと地声を上手く使い分けて歌いこなします。間奏のサックスも味わい深いです。
９曲目「ベルベット・イースター」は、１０曲目のシングルＢ面。１st「ひこうき雲」収録曲。
１０曲目「翳りゆく部屋」は、７thシングル（オリコン１０位）。荒井由実時代の最後のシングル。ただし、album mix。イントロのパイプ・オルガンは、東京カテドラル聖マリア大聖堂のもので、松任谷正隆が弾いています。荘厳なイメージのバラード。
Youtubeで「あの日にかえりたい」と「卒業写真」のＴＶライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。
同じくYoutubeの「翳りゆく部屋」の音源です。
同じくYoutubeの「ルージュの伝言」のＴＶライヴ映像です。