「ノー・ダウト(No Doubt)」の01年12月発表、5th「ロック・ステディ(Rock Steady)」を聴きました。

僕が持っているのは、国内初回盤。

ノー・ダウト5-1
(ジャケット表)
配色が欧米で異なり、日本盤はヨーロッパ盤と同じく、赤地に白と黒文字。米盤は日本盤ブックレットの裏面と同じく、白地に赤と黒文字。

ノー・ダウト5-2
(ジャケット裏)

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(ブックレット裏、CDレーベル&トレイ下)

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(ブックレット)

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(帯表裏)

先日聴いた「トラジック・キングダム(Tragic Kingdom)」に続いて、グウェン・ステファニー率いる、ノー・ダウトの代表作をもう1枚聴いてみました。

ノー・ダウトは、カリフォルニア州アナハイムで結成された、スカパンク、オルタナ、ポップロック系のロックバンド。
この時点のメンバーは、グウェン・ステファニー (vo)、トム・ドュモント (g)、トニー・カナル (b)、エイドリアン・ヤング (ds, perc)の4人。

このアルバムは、5作目(全米9位・全英43位・オリコン48位)。
プロデューサーは、ネリー・フーパー、スライ&ロビー、ウィリアム・オービット、リック・オケイセック、スティーリー&クリーヴィー、プリンスほか。

1曲目「イントロ(Intro)」は、13曲目のサビの部分を繰り返す短い曲。
2曲目「ヘラ・グッド(Hella Good)」は、全米13位・全英12位。色々なノイズが飛び交う、エレポップ風のアレンジ。
3曲目「ヘイ・ベイビー(Hey Baby)」は、全米5位・全英2位。ジャマイカのDJ、バウンティ・キラーとの共演。かなり複雑な構成とインダストリアルなアレンジの曲。03年の第45回グラミー賞「最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)」受賞。
4曲目「メイキング・アウト(Making Out)」は、これも機械的なアレンジが耳に付く曲。曲のノリが良いだけに、過剰なアレンジだと思います。
5曲目「アンダーニース・イット・オール(Underneath It All)」は、全米3位・全英18位。グウェンとユーリズミックスのデイヴ・スチュワートとの共作。ジャマイカのシンガーソングライター、レディ・ソウとのデュエット。本格的なレゲエ・ナンバー。04年の第46回グラミー賞「最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)」受賞。
6曲目「ディテクティヴ(Detective)」は、コーラスが可愛らしいロック・ナンバー。
7曲目「ドント・レット・ミー・ダウン(Don't Let Me Down)」は、カーズのリック・オケイセックが共同プロデュース。軽快でストレートなロック・ナンバーで、カーズにしては捻りが足りない気もしますが、リックの弾くキーボードがギターみたいで面白いです。
8曲目「スタート・ザ・ファイアー(Start the Fire)」は、キーボードや叫び声がアフリカンなイメージの緩い曲。
9曲目「ランニング(Running)」は、全米62位。哀愁のあるメロディー。歌詞は、未来に向かって、二人一緒に走って行こうねといった感じ。
10曲目「イン・マイ・ヘッド(In My Head)」は、コミカルなノリのレゲエ・ナンバー。途中セリフ入り。
11曲目「プラチナム・ブロンド・ライフ(Platinum Blonde Life)」は、これまたリック・オケイセックが共同プロデュース、キーボードで参加。イントロや間奏は捻りがあって、カーズみたい。
12曲目「ウェイティング・ルーム(Waiting Room)」は、プリンスが共同プロデュース、キーボード、バッキング・ヴォーカルで参加。クレジットはバッキング・ヴォーカルだけど、部分的にデュエットといった感じです。
13曲目「ロック・ステディ(Rock Steady)」は、アルバム・タイトル曲。曲名の「ロック・ステディ」とは、66年から68年に掛けて、スカとレゲエの端境期にジャマイカで流行った音楽の名称。いわゆる、レゲエのプロトタイプですね。ゆったりした雰囲気の曲調です。

「トラジック・キングダム」収録曲のようなキャッチーなスカパンクは影を潜めて、シンセを多用した凝ったアレンジの曲が増えた気がします。
この辺りは起用したプロデューサーの影響でしょうね。
リック・オケイセックのプロデュースは、バンドの志向が分かって、面白かったです。

Youtubeで「ヘイ・ベイビー(Hey Baby)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 

 

同じくYoutubeの「ヘラ・グッド(Hella Good)」のPV映像とライヴ映像です。
 

 


同じくYoutubeの「アンダーニース・イット・オール(Underneath It All)」のPV映像とライヴ映像です。
 

 


同じくYoutubeの「ランニング(Running)」のPV映像です。
 


同じくYoutubeの「ドント・レット・ミー・ダウン(Don't Let Me Down)」の音源です。
 


同じくYoutubeの「ロック・ステディ(Rock Steady)」の音源とライヴ映像です。