パニック！アット・ザ・ディスコ / ある独身男の死

「パニック！アット・ザ・ディスコ（Panic! at the Disco）」の１６年１月発表、５th「ある独身男の死（Death of a Bachelor）」を聴きました。

僕が持っているのは、国内盤。

（ジャケット表）
ブレンドン・ユーリーの自宅のプールのようです。

（ジャケット裏）

（ブックレット裏＆ＣＤレーベル）

（ブックレット）

（帯表裏）

パニック！アット・ザ・ディスコは、アメリカ・ラスベガス近郊のサマーリン出身のロック・バンド。
結成当初は４人組でしたが、このアルバムから、ブレンドン・ユーリー（ボーカル、ギター、ベース、ドラムス、キーボード）によるワンマンバンドとなっています。
また、ユニークなバンド名は、ザ・スミスの楽曲「パニック（Panic）」の歌詞に由来するようです。

このアルバムは、前作「生かしておくには型破り過ぎるが、殺すにはレアすぎる！（Too Weird To Live, Too Rare To Die!）」に続く５作目（全米１位・全英４位）。
プロデューサーは、ジェイク・シンクレア。

１曲目「ビクトリアス（Victorious）」は、全米８９位・全米ホット＆オルタナソング・チャート７位。１曲目からブレンドン節全開。ウィーザーのリヴァース・クオモが曲作りに参加。
２曲目「あまり良い思いさせないで！（Don't Threaten Me With A Good Time）」は、全米ホット＆オルタナソング・チャート１０位。全面、Ｂ－５２'s「ロック・ロブスター（Rock Lobster）」をサンプリング。うまく曲調にマッチしています。
３曲目「ハレルヤ（Hallelujah）」は、全米４０位・全米ホット＆オルタナソング・チャート３位・全英８１位。冒頭では、一発で分かる、シカゴ「クエスチョンズ６７/６８（Questions 67 and 68）」をサンプリング。
４曲目「裸の王様（Emperor's New Clothes）」は、全米６８位・全米ホット＆オルタナソング・チャート５位。
５曲目「ある独身男の死（Death of a Bachelor）」は、全米９２位・全米ホット＆オルタナソング・チャート１１位。本作のテーマともいえる、ブレンドン憧れのフランク・シナトラへのトリビュート曲。
６曲目「狂気＝天才（Crazy=Genius）」は、ビッグバンドによるジャズ風のパワフルな曲。
７曲目「ＬＡバンザイ（LA Devotee）」は、全米ホット＆オルタナソング・チャート１５位。軽快なロックン・ロール。タイトルを連呼しながら、ベースがブンブン鳴る部分が素敵です。邦題とは裏腹に、歌詞は皮肉を込めた内容だと思います。
８曲目「ゴールデン・デイズ（Golden Days）」は、パワーと圧倒的な歌唱力で迫る曲。若かりし頃＝黄金の日々を思う歌詞。
９曲目「ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・ダーティー（The Good, The Bad And The Dirty）」は、歌詞が難解ですが、今まで出会った嫌いな人たちについて歌った曲のようです。
１０曲目「ハウス・オブ・メモリーズ（House Of Memories）」は、「そしてきみは思い出してくれるかな　僕のことを　僕がきみを思い出すのと同じように」と言った、ちょっぴり切ない歌詞。
１１曲目「インポッシブル・イヤー（Impossible Year）」は、これもフランク・シナトラを思わせるボーカル曲。

テイラー・スウィフトの「ＭＥ！（ME!）」を聴いて、ブレンドン・ユーリーを知り、最新作「プレイ・フォー・ザ・ウィキッド（Pray for the Wicked）」ではまりました。
このアルバムは、その前作になりますが、どちらも連続全米１位を記録しているので、代表作と言えるでしょう。

Youtubeで「ハレルヤ（Hallelujah）」のＰＶ映像とライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。