パニック！アット・ザ・ディスコ / プレイ・フォー・ザ・ウィキッド

「パニック！アット・ザ・ディスコ（Panic! at the Disco）」の１８年６月発表、６th「プレイ・フォー・ザ・ウィキッド（Pray for the Wicked）」を聴きました。

僕が持っているのは、国内盤、ボートラ３曲付。

（ジャケット表）

（ジャケット裏）

（ブックレット裏＆ＣＤレーベル）

（ブックレット）

（帯表裏）

パニック！アット・ザ・ディスコは、アメリカ・ラスベガス近郊のサマーリン出身のロック・バンド。
結成当初は４人組でしたが、現在では、ブレンドン・ユーリー（ボーカル、ギター、ベース、ドラムス、キーボード）によるワンマンバンドとなっています。
また、ユニークなバンド名は、ザ・スミスの楽曲「パニック（Panic）」の歌詞に由来するようです。

このアルバムは、前作「ある独身男の死（Death of a Bachelor）」に続く６作目（全米１位・全英２位）。
プロデューサーは、前作に引き続き、ジェイク・シンクレア。

１曲目「(ファック・ア)シルヴァー・ライニング（(Fuck A)Silver Lining）」は、全米ホット＆オルタナソング・チャート１０位。ファックを連呼していますが、さらに途中でＰ音が被ります。これは演出だと思いますが…。
２曲目「セイ・アーメン(サタデー・ナイト)（Say Amen(Saturday Night)）」は、全米６０位、全米ホット＆オルタナソング・チャート５位。
３曲目「ヘイ・ルック・マ、アイ・メイド・イット（Hey Look Ma, I Made It）」は、全米１６位、全米ホット＆オルタナソング・チャート１位、全英８６位。ファンキーなダンス・ナンバー。
４曲目「ハイ・ホープス（High Hopes）」は、全米４位、全米ホット＆オルタナソング・チャート１位、全英１２位。ホンダ・アコードＣＭソング。行進のような曲調と、空耳ですが、一瞬日本語のように聞こえるブレイク部分が印象的です。母親の教えを基に作られたと言う歌詞も、メッセージ性があって素晴らしいですね。この曲はとても好きになりました。
５曲目「ローリング・トゥエンティーズ（Roaring 20s）」は、ラテン調の曲。
６曲目「ダンシングス・ノット・ア・クライム（Dancing's Not a Crime）」は、サンプリングが「誕生日」と言っているように聞こえるのですが、本当は何と言っているのでしょうか？
７曲目「ワン・オブ・ザ・ドランクス（One of the Drunks）」は、酔っぱらいの歌。
８曲目「ジ・オーヴァーパス（The Overpass）」は、冒頭でジェームス・ブラウンの「チェイス（The Chase）」をサンプリングした、パワフル＆ゴージャスな曲。
９曲目「キング・オブ・ザ・クラウズ（King of the Clouds）」は、全米ホット＆オルタナソング・チャート１１位。テープの早送りの部分が面白いです。
１０曲目「オールド・ファッションド（Old Fashioned）」は、これもラテンテイストで、お酒をモチーフにした青春の思い出を熱唱。この曲も好きです。
１１曲目「ダイイング・イン・ＬＡ（Dying in LA）」は、前半はピアノ、後半はストリングスを入れた美しい曲。絶唱。
ボートラ１２曲目「ナイン・イン・ジ・アフターヌーン（Nine in the Afternoon）」は、ライヴ・ヴァージョン。２nd「プリティ。オッド。（Pretty. Odd.）」収録曲。
同１３曲目「アイ・ライト・シンズ・ノット・トラジェディーズ（I Write Sins Not Tragedies）」は、ライヴ・ヴァージョン。１st「フィーバーは止まらない（I Write Sins Not Tragedies）」収録曲。
同１４曲目「ビクトリアス（Victorious）」は、ライヴ・ヴァージョン。５th「ある独身男の死」収録曲。

久し振りに、未知の良いバンドと出会うことが出来ました。
とにかく、ブレンドン・ユーリーのジャンルを超越した歌唱力が素晴らしいです。
アルバムとしては、ボートラ３曲は余計だったかな？
１１曲目で終わりでも良かったです。確かに、これを入れないと３４分にしかならない（笑）のだけど…。
ただ、どの曲も濃密なので、そんなに短い感じがしません。
ちょっと、過去のアルバムも聴きたくなりました。

Youtubeで「ハイ・ホープス（High Hopes）」のＰＶ映像、日本語リリック・ビデオ、メイキング映像、ライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。
メイキングを見ると分かりますが、ちゃんと登っていますね。