「モリッシー(Morrissey)」の90年10月発表、「ボナ・ドラッグ(Bona Drag)」を聴きました。

僕が持っているのは、10年発売の輸入盤スペシャル・エディション(20th Anniversary Edition)、10年リマスター、ボートラ6曲付。

モリッシー・コンピ1-1
(ジャケット表)
オリジナル・ジャケットは背景が青い写真を使用。同じ写真を使っていると思いますが、色合い等のデザインは全く異なります。

モリッシー・コンピ1-2
(ジャケット裏)

モリッシー・コンピ1-3
(ジャケット内側)

モリッシー・コンピ1-4

 

モリッシー・コンピ1-5

 

モリッシー・コンピ1-6

 

モリッシー・コンピ1-7

 

モリッシー・コンピ1-8

(ブックレット)

モリッシー・コンピ1-9
(CDレーベル)

このアルバムは、1st「ビバ・ヘイト(Viva Hate)」に続くソロ2作目(全英9位・全米59位)。
ただし、2ndアルバムではなく、初期のシングル(1st~7th)AB面を集めたコンピレーション・アルバムです。
これは、2作目にコンピレーション・アルバム「ハットフル・オブ・ホロウ(Hatful of Hollow)」を発表したザ・スミスと同じパターンです。

1曲目「ピカデリー・パラーレ(Piccadilly Palare)」は、7thシングル(全英18位)。バックのボイスは、マッドネスのサッグス。
2曲目「インタレスティング・ドラッグ(Interesting Drug)」は、4thシングル(全英9位)。バック・コーラスは、カースティ・マッコール。同じくカースティ・マッコールが参加したザ・スミス「アスク(Ask)」を思い起こさせる曲調。それもそのはずで、バックの演奏メンバーは、アンディ・ルーク(ベース)、マイク・ジョイス(ドラムス)、クレイグ・ギャノン(ギター)と言う、いわゆるジョニー・マーを抜いたザ・スミスになります。
3曲目「モンスターが生まれる11月(November Spawned a Monster)」は、6thシングル(全英12位)。間奏のボイスは、マリー・マーガレット・オハラ。
4曲目「ウィル・ネバー・マリー(Will Never Marry)」は、9曲目の12インチ・シングル収録曲。
5曲目「サッチ・ア・リトル・シング・メイクス・サッチ・ア・ビッグ・ディファレンス(Such a Little Thing Makes Such a Big Difference)」は、2曲目のシングルB面。
6曲目「ラスト・オブ・ザ・フェイマス・インターナショナル・プレイボーイ(The Last of the Famous International Playboys)」は、3rdシングル(全英6位)。これも2曲目同様、バックの演奏メンバーは、ジョニー・マーを抜いたザ・スミスになります。
7曲目「ウィジャボード・ウィジャボード(Ouija Board, Ouija Board)」は、5thシングル(全英18位)。これは、なぜかショート・ヴァージョン。「ウィジャボード」とは、日本のコックリさんの原型と言われる降霊術を使った文字盤。
8曲目「ヘアドレッサー・オン・ファイヤー(Hairdresser on Fire)」は、13曲目の12インチ・シングル収録曲。
9曲目「エヴリデイ・イズ・ライク・サンデイ(Everyday Is Like Sunday)」は、2ndシングル(全英9位)。初期を代表する曲。1st「ビバ・ヘイト」収録。 
10曲目「ヒー・ノウズ・アイド・ラブ・トゥ・シー・ヒム(He Knows I'd Love to See Him)」は、3曲目のシングルB面。
11曲目「イエス,アイ・アム・ブラインド(Yes, I Am Blind)」は、7曲目のシングルB面。アンディ・ルークの作曲。
12曲目「ラッキー・リスプ(Lucky Lisp)」は、6曲目のシングルB面。
13曲目「スエードヘッド(Suedehead)」は、1stシングル(全英5位)。1st「ビバ・ヘイト」収録。
14曲目「ディサポインテッド(Disappointed)」は、9曲目のシングルB面。
ボートラ15曲目「ハッピー・ラヴァーズ・アット・ラスト・ユナイテッド(Happy Lovers At Last United)」は、未発表曲(9曲目のセッション)。
同16曲目「ライフガード・オン・デュティ(Lifeguard on Duty)」は、未発表曲(13曲目のセッション)。
同17曲目「プリーズ・ヘルプ(Please Help the Cause Against Loneliness)」は、ビバ・ヘイトからの未発表デモ。サンディ・ショー提供曲のセルフ・カバーで、モータウン風ビートの曲。
同18曲目「オー・フォニィ(Oh Phoney)」は、未発表曲(このアルバム用のセッション)。
同19曲目「ザ・ベッド・トゥック・ファイヤー(The Bed Took Fire)」は、1曲目の12インチ・シングル収録曲「アット・アンバー(At Amber)」の初期ヴァージョン。
同20曲目「レット・ザ・ライト・ワン・スリップ・イン(Let the Right One Slip In)」は、92年・14thシングル「トゥモロー(omorrow)」の12インチ・シングル収録曲のロング・ヴァージョン。ロング・ヴァージョンと言っても、元の2分26秒が3分14秒へ少し延びただけ。しかも、制作時期やスタッフが全く異なるので、なんでここに収録されたのか不思議です。

ザ・スミスや「ビバ・ヘイト」の作風を継承する曲から、新たな作風の曲まで玉石混交と言った感じです。
確か、次作「キル・アンクル(Kill Uncle)」まではリアルタイムで聞きましたが、それ以降は全く聞かなくなってしまいました。
やっぱり、僕にとっては、ジョニー・マーあってのモリッシーなんだと思います。

Youtubeで「スエードヘッド(Suedehead)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。


同じくYoutubeで見つけた「エヴリデイ・イズ・ライク・サンデイ(Everyday Is Like Sunday)」のPV映像です。

 


同じくYoutubeで見つけた「ラスト・オブ・ザ・フェイマス・インターナショナル・プレイボーイ(The Last of the Famous International Playboys)」のPV映像です。

 


同じくYoutubeで見つけた「インタレスティング・ドラッグ(Interesting Drug)」のPV映像です。

 


同じくYoutubeで見つけた「ウィジャボード・ウィジャボード(Ouija Board, Ouija Board)」のPV映像です。

 


同じくYoutubeで見つけた「モンスターが生まれる11月(November Spawned a Monster)」のPV映像です。
 


同じくYoutubeで見つけた「ピカデリー・パラーレ(Piccadilly Palare)」の音源です。