「レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)」の82年11月発表、9th「最終楽章(コーダ)(Coda)」を聴きました。

僕が持っているのは、15年発売の国内盤スタンダード・エディション、15年リマスター。

レッドツェッペリン9-1
(ジャケット表)
文字はエンボス加工。
このリマスター・シリーズは、アナログLPを忠実再現した紙ジャケットCDには劣りますが、オリジナルのLPに近いギミックやデザインを施しているのが特徴です。

レッドツェッペリン9-2
(ジャケット裏)

レッドツェッペリン9-3
(ジャケット内側)

レッドツェッペリン9-4

レッドツェッペリン9-5

レッドツェッペリン9-6

レッドツェッペリン9-7

レッドツェッペリン9-8
(ブックレット)

レッドツェッペリン9-9
(帯表裏)

レッド・ツェッペリンは、ジミー・ペイジ(ギター)、ロバート・プラント(ボーカル)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース、キーボード)、ジョン・ボーナム(ドラムス)の4人組。

久しぶりにオリジナル・アルバムを順に聴き直して来ましたが、いよいよ最終作です。
このアルバムは、「イン・スルー・ジ・アウト・ドア(In Through The Out Door)」に続く9作目(全英4位・全米6位・オリコン16位)。
80年9月にジョン・ボーナムが亡くなり、同年12月にバンドが解散してから2年後に届いたアウトテイクを集めた編集盤です。
実はこのアルバムは、これまで最新のリマスター盤を購入していませんでしたが、今回の聴き直しに併せて手に入れました。
以前紙ジャケットCDについて書いたブログはこちらです。
紙ジャケットでは、ボートラが4曲追加されておりましたが、こちらはオリジナル盤通りの全8曲です。

1曲目「ウィアー・ゴナ・グルーヴ(We're Gonna Groove)」は、70年1月9日のロイヤル・アルバート・ホールにおけるライヴにギターをオーバー・ダブ。原曲は、ベン・E・キングの「グルーヴィン(Groovin')」。ライヴらしい疾走感の溢れる曲。
2曲目「プア・トム(Poor Tom)」は、「レッドツェッペリン Ⅲ(Led Zeppelin Ⅲ)」のアウトテイク。イントロから続くドラムにアコースティック・ギターが絡む曲。
3曲目「君から離れられない(I Can't Quit You Baby)」は、1曲目と同じく70年1月9日のロイヤル・アルバート・ホールにおけるライヴ。1st「レッド・ツェッペリンⅠ(Led Zeppelin)」収録曲。原曲は、ウィリー・ディクスンが56年にオーティス・ラッシュに提供したブルース・ナンバー。エンディングはボーナムがドラムを連打。
4曲目「ウォルターズ・ウォーク(Walter's Walk)」は、「聖なる館(Houses of the Holy)」のアウトテイク。元はインストゥルメンタルだった曲に、プラントのボーカルををオーバー・ダビングして完成。 これも煽るような疾走感が魅力的な曲。
5曲目「オゾン・ベイビー(Ozone Baby)」は、「イン・スルー・ジ・アウト・ドア(In Through The Out Door)」のアウトテイク。後期らしいポップな雰囲気のロック・ナンバー。
6曲目「ダーリーン(Darlene)」は、「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」のアウトテイク。間奏のピアノ・ソロが聴き所。終盤になってファンキーなダンス・ロックに曲調が変わります。
7曲目「モントルーのボンゾ(Bonzo's Montreux)」は、スイス・モントルーのマウンテン・スタジオにおけるボンゾによるドラム・インスト。
8曲目「ウェアリング・アンド・ティアリング(Wearing and Tearing)」は、「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」のアウトテイク。プラントのボーカルが苦しそうですが、ボーナムの炸裂するドラムは最期まで輝き続けています。

Youtubeで「ウィアー・ゴナ・グルーヴ(We're Gonna Groove)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeで見つけた「君から離れられない(I Can't Quit You Baby)」のライヴ映像です。



同じくYoutubeで見つけた「モントルーのボンゾ(Bonzo's Montreux)」の音源です。