「リトル・フィート(Little Feat)」の75年11月発表、5th「ラスト・レコード・アルバム(The Last Record Album)」を聴きました。

僕が持っているのは、07年発売の紙ジャケット、07年リマスター、ボートラ2曲付。

リトルフィート5-1
(ジャケット表)

リトルフィート5-2
(帯を外したジャケット表)
毎度お馴染みのネオン・パークが描いたユニークなイラスト。山がオレンジ・ゼリーのようです。

リトルフィート5-3
(ジャケット裏)

リトルフィート5-4
(ジャケット裏拡大)
裏面には歌詞が掲載されておりますが、「ハイ・ローラー(Hi Roller)」と言う曲には「maybe next time」と上書きされています。実際に、次作の1曲目に収録されておりますが、直前までこのアルバムに収録予定だったようです。

リトルフィート5-5

リトルフィート5-6
(内袋表裏)
カンパニー・スリーヴ。

シカゴに続いて、久し振りにリトル・フィートのアルバムを聴いています。

リトル・フィートは、ロスで結成されたアメリカン・ルーツ・ミュージックの影響を色濃く感じさせるロック・バンド。
この時点のメンバーは、ローウェル・ジョージ(スライド・ギター、ボーカル)、ポール・パレア(ギター、ボーカル)、ビル・ペイン(キーボード、ボーカル)、ケニー・グラッドニー (ベース)、リッチー・ヘイワード(ドラムス)、サム・クレイトン(パーカッション、ボーカル)の6人。

このアルバムは、5作目。
「ラスト・レコード・アルバム」と言うタイトルですが、最終作ではありません。
プロデューサーは、ローウェル・ジョージ(セルフ・プロデュース)。
以前書いたブログは、こちらです。

1曲目「ロマンス・ダンス(Romance Dance)」は、ビル・ペインとポール・パレアのリード・ボーカル。
2曲目「オール・ザット・ユー・ドリーム(All That You Dream)」は、ビル・ペインのフュージョンっぽいキーボード・ソロが印象的な曲。
3曲目「ロング・ディスタンス・ラヴ(Long Distance Love)」は、3分にも満たない小品ですが、名バラードです。
4曲目「デイ・オア・ナイト(Day Or Night)」も、ビル・ペインとポール・パレアのリード・ボーカル。これまた、ビルのキーボードがフージョンっぽい展開を見せます。
5曲目「ワン・ラヴ・スタンド(One Love Stand)」は、ための効いたリズムで聞かせる曲。
6曲目「ダウン・ビロウ・ザ・ボーダーライン(Down Below the Borderline)」は、シンプルなリズムながら、凝ったアンサンブルのファンキーな曲。
7曲目「サムバディズ・リーヴィン(Somebody's Leavin')」は、ビル・ペインのリード・ボーカル。静かでシンプルな曲ですが、途中で中国語のような謎の女性コーラスが入る面白い曲。
8曲目「マーシナリィ・テリトリィ(Mercenary Territory)」は、ローウェル・ジョージとリッチー・ヘイワードの共作による、ちょっとスカっぽいリズムのポップな曲。
ボートラ9曲目「ボーナス・アナウンスメント(Bonus Announcement)」は、ボートラ収録を告知するアナウンスメント。
同10曲目「ドント・ボガート・ザット・ジョイント(Don't Bogart That Joint)」と11曲目「アポリティカル・ブルース(A Apolitical Blues)」は、いずれもライヴ・アルバム「ウェイティング・フォー・コロンブス(Waiting for Columbus)」と同じテイク。同ライヴ・アルバムは当初シングルCDで発売され、この2曲がオミットされ、このアルバムのボートラに廻されたようです。現在は2枚組の拡大版が発売されており、当然そちらにも入っているので、あまり意味がありませんね。

Youtubeで「ロング・ディスタンス・ラヴ(Long Distance Love)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeで見つけた「オール・ザット・ユー・ドリーム(All That You Dream)」のライヴ映像です。