「フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)」の75年7月発表、10th「ファンタスティック・マック(Fleetwood Mac)」を聴きました。

僕が持っているのは、18年発売の2枚組エクスパンデッド・エディション(国内盤)、18年リマスター。

フリートウッド・マック10-1
(ジャケット表)

フリートウッド・マック10-2
(ジャケット裏)

フリートウッド・マック10-3

フリートウッド・マック10-4
(ジャケット内側)

フリートウッド・マック10-5

フリートウッド・マック10-6

フリートウッド・マック10-7

フリートウッド・マック10-8

フリートウッド・マック10-9

フリートウッド・マック10-10

フリートウッド・マック10-11

フリートウッド・マック10-12

フリートウッド・マック10-13

フリートウッド・マック10-14

フリートウッド・マック10-15
(ブックレット写真)

フリートウッド・マック10-16
(帯表裏)

このアルバムは、10作目(全英23位・全米1位)。
バッキンガム・ニックスと言うデュオ・グループを組んでいた、スティーヴィー・ニックス(ボーカル)と リンジー・バッキンガム(ギター&ボーカル)が加入し、次作「噂(Rumours)」に繋がる黄金時代の幕開けとなった作品です。

Disc1(オリジナル・アルバムの最新リマスター+ボートラ4曲)
1曲目「マンデイ・モーニング(Monday Morning)」は、7曲目のシングルB面。リード・ボーカルは、リンジー・バッキンガム。オープニングに相応しい明るい曲。
2曲目「ウォーム・ウェイズ(Warm Ways)」は、イギリスでシングル・カットされるも、チャート・インせず。リード・ボーカルは、クリスティン・マクヴィー。一転して、ムーディーな曲調。
3曲目「ブルー・レター(Blue Letter)」は、2曲目のシングルB面。リード・ボーカルは、リンジー。軽快なロック・ナンバー。
4曲目「リアノン(Rhiannon)」は、全英46位・全米11位。リード・ボーカルは、スティーヴィー・ニックス。テンポが良い曲ですが、スティーヴィーのボーカルは後と比べるとずっと抑えた感じ。
5曲目「オーヴァー・マイ・ヘッド(Over My Head)」は、全米20位。リード・ボーカルは、クリスティン。
6曲目「クリスタル(Crystal)」は、バッキンガム・ニックスのリメイク。リード・ボーカルは、リンジー。タイトル通り透明感のある、アコースティックな曲。コーラスや終盤の演奏も素晴らしく、このアルバムで一番好きな曲。
7曲目「セイ・ユー・ラヴ・ミー(Say You Love Me)」は、全英40位・全米11位。リード・ボーカルは、クリスティン。どことなく、ほのぼのしたカントリー調の曲。間奏の12ストリングス・ギターにギターがクロスする所が良いです。
8曲目「ランドスライド(Landslide)」は、アルペジオのアコースティック・ギターが美しい曲。リード・ボーカルは、スティーヴィー。02年にディクシー・チックスがカバーして、全米7位。
9曲目「ワールド・ターニング(World Turning)」は、ブルース・ナンバー。リード・ボーカルは、クリスティンとリンジー。ドブロ・ギターやトーキングドラムを使った渋いアレンジ。
10曲目「シュガー・ダディ(Sugar Daddy)」のリード・ボーカルは、クリスティン。
11曲目「アイム・ソー・アフレイド(I'm So Afraid)」は、5曲目のシングルB面。リード・ボーカルは、リンジー。ボーカルを変調させたドラマチックな曲。
ボートラ12曲目は、5曲目のシングル・ヴァージョン。アルバムはフェードインで始まりますが、こちらは最初から演奏が入る別アレンジ。
同13曲目「リアノン(ウィル・ユー・エヴァー・ウィン)(Rhiannon(Will You Ever Win))」は、副題が付加されていますが、4曲目のシングル・ヴァージョン。
同14曲目は、7曲目のシングル・ヴァージョン。
同15曲目は、3曲目のシングル・ヴァージョン。

新加入のリンジーが11曲中5曲でボーカルを務め、早くも大活躍。スティーヴィーは2曲ですが、リンジーが歌う6曲目はスティーヴィーの作詞作曲。

Disc2(デモ、ライヴ等17曲)
1曲目から11曲目は、オリジナル・アルバムの曲順通りに並んだアーリー・テイク又はアーリー・ヴァージョン。5曲目のように、オリジナルより40秒ぐらい短いものも含まれますが、どれもデモ・レベルではなく、ちゃんとしたアウトテイクとして聴くことができます。
12曲目は、Disc1・5曲目のライヴ・ヴァージョン。
13曲目は、Disc1・4曲目のライヴ・ヴァージョン。オリジナルと比べると、こちらの方がスティーヴィーのボーカルも奔放で、盛り上がります。
14曲目「ホワイ(Why)」は、ライヴ・ヴァージョン。73年「神秘の扉(Mystery to Me)」収録曲。 リード・ボーカルは、クリスティン。
15曲目は、Disc1・9曲目のライヴ・ヴァージョン。
16曲目「ジャム#2(Jam #2)」は、04年の最初のリマスター盤に収録されたアルバムのアウトテイク(インスト)。
17曲目は、Disc1・11曲目のインスト(アーリー・テイク)。

このリマスター・シリーズは、13年の「噂」35周年記念盤から始まって、昨年の「タンゴ・イン・ザ・ナイト(Tango in the Night)」まで発表順に再発されて来たので、ここで初めて遡った事になります。
ようやく、黄金時代のリマスター盤が出揃ったので、次はスティーヴィーのソロも含めて、紙ジャケット化を期待しています。

Youtubeで「リアノン(Rhiannon)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeで見つけた「オーヴァー・マイ・ヘッド(Over My Head)」のライヴ映像です。