市場競争を意識して”判断”をしていってほしい。 | 【SHIBUYA-TIGER】

今日行った面談で
、新規開発プロジェクトの職種リーダーに、「市場競争を意識して判断をしていってほしい。」という話をしました。

開発スピードをできる限り上げてほしい、ということで、スピードがあがるのであればできればお願いをしたいものですが、

この状態まで持っていけば、リリースに必要十分だ。というラインを見極めた上で、「スケジュール内に最高のものを出す」というよりも、「必要十分なものを最短で出す」ほうに意識を向けてほしいと思います。

スケジュールというのは、あくまで社内でこれくらいのスケジュールで行けば許されるということで引いてしまうことが多いので、それを「オンスケ」と称して目標にすることが多いですが、もう少し視点を高めてほしいという話です。

最も避けたいのは、
①「開発スケジュールが遅れたり、競合がそれ以上のサービスを先にリリースしたり、前提としていた事業化環境が変わり、既に勝てないタイミングになっている。」
という状態です。
リリースまでの期間をたくさん使ってしまうと、そのぶん市場や社内の事情も変わりやすいので、状況に応じた仕様変更などに振り回され余計な工数が累乗的につみあがってしまう可能性が高いと考えます。

ただ、リリースに間に合わせるために必要な機能もどんどん削ってスケジュールを優先してくださいという話ではありません。
②「完成度の低いものをリリースし、出だしで大きくこける。」
ことも、もちろん避けたいです。

①と②は一見矛盾するように見えますが、実はそこに「判断」の余地があります。

PSやプロデューサーだけでなく、制作・開発の職種リーダーの皆さんも、どの水準でリリースを行うか?そのスケジュールで行ってはたして市場で勝てるのか?逆に、その仕様まで削りとっても勝てるのではないか?いやいやそこまで削ったら勝てないのではないか?ということを一緒に考え議論し判断していく役割を担っていってほしいと思います。



※上記の①・②は、社長作の「プロデューサーの定義」における”サービスがこける理由”の抜粋です。

プロデューサーを目指すという去年の新卒メンバーにレンタルしていたものが半年くらい経ってようやく返却されたので、あらためてサービス開発の立場になったこともあり、週末に読み返しておりました。


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返却遅いんじゃ!ww