あした会議について。 | 【SHIBUYA-TIGER】

あした会議は、多くの社員の運命を変え、
株主から預かった大事な資金を投資し、
サイバーエージェントの未来を変えてしまう、
最重要ともいえる「会議」です。
幹部研修ではありません。
もちろんプレゼン大会でもないです。

※以前の社長ブログより


社長の問題意識
=会社の最重要の経営課題
としてもっと正確に且つリアルタイムに把握して
自分はその問題をどのように解決できるか

※以前の日高さんブログより


社外の方が、ぜひうちでもやってみたいとおっしゃることの多い「あした会議」ですが、なかなかその通りのことが他社でも再現できるかどうかは怪しいレベル、特異な文化になっていると思います。

一見すると、社外の人からは華やかなアイデアコンテストのように感じられる会議ですが、
あした会議の凄いのは、社長が覚悟をもって真剣に決断する場として考えているのと、それに対して役員や幹部陣が真剣に準備し提案を繰り広げることで生まれるその空気感にあると思います。

誤解はとりあえず恐れますが、役員陣が進退をかけたすごい徹夜麻雀をやっているような雰囲気。

社長が自ら孤独採点するという現在の形になって以降、掲示板(今やなつかしき「あめバタ」)などで生中継があったりした以前のイベントムードもすっかりなくなり、より真剣味の増した感があります。

年間行事の中でも最も多くの決定がなされる場であることをわかっているだけに、呼ばれなかったメンバーもどのような決定が出ているのか不安と期待で終始そわそわします。

当初はG5という最高グレードだけが呼ばれるという形だったのが、いつからかその前提がなくなり、誰でも参加できる可能性がある(逆に立場が上でも呼ばれるとは限らない)ようになったという点も、非常にスリリングな要素を加えています。

以前は、じぎょつくや普段の仕事で頑張る。という遠回しな努力でいかに呼んでもらえるか?という感じだったのですが、
最近では、自ら手をあげる、カツアゲ(※)、乱入(これはまだあした会議での適用事例はありませんが)などの新たな参加手法出てきており、社内の過半のメンバーがどういう形であれ、全社の意思決定行事として何がなんでも関与したいと思わせるイベントになっています。

※カツアゲは、あした会議協力形態の一種で、参加者が、参加できないメンバーにもアイデアやデザインなどの協力を求めることを指します。実際はカツアゲのように暴力的にではなく非常に協力的な雰囲気でなされます。


そんなあした会議を知ったようなことを言ってしまったけれど、個人としては実は1000億点会議・Amebaあした会議・詰め切りセンター等には参加させていただいたものの、いまだに本家あした会議には直接参加経験がなく、悔しい思いをし続けているし、特に今回は悔しかった。
ぜひ次回こそは呼んでいただけるよう、自分自身の事業成果をしっかり作りつつ、いつ呼んでいただいても場に対応できるようあらためて自己調練したいと思います。