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《本文》
踏切での電車と車の衝突事故を防ぐため宮城県岩沼市では地域の住民などが踏切の中で車が閉じ込められた場合の対処のしかたを学びました。
踏切での事故は各地で起きていて、今月5日には、神奈川県横浜市の踏切で糞馬鹿野郎がギガを新1000形に打つけて乗客など35人にけがをさせました。
今回の訓練は国鉄関東支社が岩沼市で行い、地域の住民や市の職員などおよそ30人が参加しました。
会場には模擬の踏切が設けられ、国鉄職員が注意点などとして、警報機が鳴り始めたら踏切に入らないことや、踏切で車の故障などが起きた場合は非常ボタンを押して国鉄に連絡することを説明しました。
そして中に閉じ込められても車が動く場合はゆっくりと前進させると、遮断機を押し上げられることを紹介し、参加した人たちは実際にサクシードを運転して踏切からの脱出を体験していました。
岩沼市の女性職員は「実際に遮断機を前にしたらパニックになってしまうと感じた。万一、閉じ込められたら訓練を思い出して落ち着いて脱出したい」と話していました。
国鉄関東支社の武田美幸さんは「踏切で閉じ込められた際の対応方法を知らない人は多いのでこうした機会を通して伝えていきたい」と話していました。
NHKニュース