ツチアケビ』という植物をご存じでしょうか。

 

Ameba blogでも多くの方々が紹介しておられます。

https://ameblo.jp/seiken1905/entry-12830010362.html

 

https://ameblo.jp/hanaichimomme1585khanada/entry-12625511707.html

 

 

 

ツチアケビ』を漢字で書くと『土木通』です。

木通』とは普通の蔓性木本植物のアケビ科アケビ属の『アケビ』のことです。

 

 

一方、『ツチアケビ』はラン科の植物で、普通のアケビ科の『アケビ』とは全く無縁の植物です。

 

ツチアケビの実の色は濃いエンジ色~赤茶褐色で、地面から柄を伸ばして房状になります。

 

普通の『アケビ』は、茶色の実がなる種もあるようですが、一般的にはくすんだ青紫で、木の枝からぶら下がってなります。

 

 

ツチアケビ』は、形的には『アケビ』の実に似てなくもありませんが、光合成をしない寄生性の植物であること、地面から生えること、タネが埃種子と呼ばれる胞子にも似た非常に微細な粉粒状であること、などから『アケビ』よりはキノコ似という感じがします。

 

 

ラン科の植物の中にはツチアケビ』や『 オニノヤガラ属 のように光合成をしないタイプが多く、キノコとラン科植物とは意外に共通点が多い気がします。