2024/03/31 JR根室線「富良野-新得」 最後の運行日 | 渋谷正文(しぶやただふみ) 富良野が大好き!富良野を元気に!

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1900年8月1日に旭川、上富良野駅から下富良野駅まで延伸した十勝線は、1900年12月2日に下富良野駅から鹿越駅まで延伸開業、1901年9月3日に鹿越駅から落合駅まで、そして1907年9月8日に落合駅から帯広間が開業して十勝線は全線開通となりました。

その後1909年に旭川-釧路間は釧路線となり、1913年に滝川-釧路間を「釧路本線」、旭川-下富良野間を富良野線と改称し、1921年に滝川-根室間が全通したことから「根室本線」と改称してきた鉄路であります。まさに道央、道北、道東を結ぶ幹線であり、地域経済や住民の暮らしを支え、さまざまな思いが詰まった鉄路でした。

 

全線開通してから117年。東鹿越駅と新得間は2016年の大雨災害被害により代行バスが運行された状態のまま、大変残念ではありますが、JR根室線「富良野-新得」間は2024年3月31日が最後の運行日となりました。とうとうこの日がきてしまったのでした。

 

今日まではこのきっぷ運賃表。19時9分富良野発東鹿越駅行きの最終列車を見送ろうときっぷ売り場に10分ほど並んできっぷを購入。久しぶりに券売機を使ってみると、購入するまでにタッチパネルをいろいろ押すところがあることを知りました。

出発の際には、富良野吹奏楽団による「北の国から」の演奏と、ペンライトを振ってお見送りをしました。寂しさはありますが、感謝の気持ちを強く抱いて、私も見送りをしました。

 

夜の前に、富良野駅14時38分発に合わせ、JR北海道による「お別れセレモニー」が行われ、私も参列しています。主催者のJR北海道社長からの挨拶、来賓を代表して富良野市長の挨拶、駅長と運転士に花束贈呈、出発の合図のあとお見送りをしました。

列車は4両編成、満席でありました。構内にも大勢の方がお見送りし、記念の撮影をしていました。

しんみりとしましたが賑わいの中での見送りだったように思います。

 

最後の列車は、15分ほど遅れていたように思います。

私たち家族がよく使う・使った踏切から、東鹿越駅から下金山駅、金山駅、山部駅、布部駅、富良野駅へと向かう「ラストラン」列車に手を振りました。

動画に収めましたので、よろしければご覧になってください。

 

富良野市歌の2番の歌詞です。

 

静かに横ぎる 大河は空知

灌漑ひろびろ 恵みの富良野

田畑のみのりに 酪農植樹

おゝ商工の 栄ゆる拠点

経度も緯度も中央ここに

四方に往き来の 路線も広し

 

道なき道を切り拓いて鉄道を作った先人たちの苦労を忘れてはいけないです。

本当に、本当にありがとうございました。