上富良野駐屯地創立68周年記念行事に出席。
駐屯地を一般開放して、記念行事が開催されるのは4年ぶりとなります。
自衛隊は、国を護るという重要な任務を遂行する一方で、地元との共存共栄を図ってきました。
記念式典、太鼓演奏、観閲行進、格闘演舞、訓練展示、そして装備品展示が行われ、「203mm自走榴弾砲」と「坑道掘削装置」は最後の勇姿となりました。
約40年にわたって運用されてきた「203mm自走榴弾砲」を実動部隊として運用しているのは、上富良野駐屯地に所在する第4特科群第104特科大隊だけであり、防衛省の計画と部隊が2023年度末で廃止される予定ということがあって、今回退役することになりました。
軍事力を増強する中国と北朝鮮、ロシアによるウクライナ侵攻など周辺諸国の情勢のなかで、自由で開かれた安定的な国際秩序は戦後最大の試練を迎えているように思います。日本はいかに戦争を抑止する体制を構築するかが問われていると考えさせられたところです。