昼寝してたら、いきなり鹿に襲われた老犬 | やっちゃんのブログ

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アメリカのミズーリ州に移住して31年。柴犬・猫・鶏・馬達と田舎暮らしをしています。

柴犬のモモが鹿に襲われ殺されかけました。 

 

いつも私の帰宅後にモモを外にトイレ休憩に出し、お腹が空いていないようなら、そのままお気に入りの木の下でお昼寝をさせます。私が晩御飯を食べ終わった頃に突然外からモモの悲鳴が聞こえてきました。慌てて外に行ってみると鹿の前にモモが倒れていました。鹿は私に気がついて直ぐに逃げましたがモモは倒れたまま悲鳴を上げ続けていました。駆けつけてみると目から血を流し、腿の皮の半分以上がめくれあがり、血が飛び散っていました。恐怖で震えているモモを落ち着かせようとハグした時に、パニクっていたモモに顔を噛まれてしまいました。そのまま抱き上げて玄関まで連れて行き、肉が見えてしまっているモモを手ぬぐいで縛り、体をタオルで包みました。

 

ネットで救急病院の電話を調べてから「これから行きます」連絡をとり、スティーブに車を出してくれるように頼みました。 

 

強い麻酔をかけるとモモの体では耐えられないかもしれないそうで、弱い麻酔をかけながらの手術になりました。モモの悲鳴を待合室で聴きながら、涙と胃痛が止まりませんでした。

無事に手術を終え、モモを家に連れ帰ることができました。

病院の受付でも、野生の鹿が飼い犬を襲うケースは初めてだと驚かれました。 翌日に掛かりつけの獣医に行きました。それほど状態は悪くないと言われたのですが、やはり老犬には無理が来ているようです。呼吸が速くなってきています。もともと心臓の脇に癌があり、薬を飲んでいました。若い頃にやった靭帯損傷のせいか(手術しています)最近は歩くのも大変なようです。今は体力との勝負のようです。動画の中でもさりげなく獣医が、この犬は先があまり長くないようなことを言っています。間違った選択はしたくないのですが、何が正しいのか分からなくなっています。ただ今は抱きしめて耳元で「愛してる」を繰り返してつぶやいています。後悔はしたくないですが、絶対に後悔をするんだろうなぁ。明日、仕事を休んでもう一度病院に連れて行こうかと思います。