伊予西条まで鉄道旅 14 | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

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四国の左半分を行く鉄道旅も高縄半島の付け根まで下り、残すところあと僅かとなりました。

 

 

伊予小松駅を8時34分に出発すると、いよいよ西条市の中心部へと入って行き、伊予氷見駅、石鎚駅と停車して行くと終着の西条駅に向かうようになります。

石鎚山の懐を源流とする名水の加茂川に架かる加茂川橋梁を渡ります。

ツーリングではもうお馴染みのエリアだけに新鮮な気持ちが沸き上がります。

 

 

8時44分に終着の伊予西条駅に到着します。

松山から約2時間10分でした。

四国左半分の鉄道旅はここまでとなります。

2日目の午前中に早くも終わってしまいました。

 

 

ホームには石鎚山への最寄り駅であることを示す、標柱が設置されています。

 

 

伊予西条駅は西条市の代表駅であるため、かなり大きな印象があります。

普通列車の大部分が今回乗車してきたダイヤのように、この駅で分断されることが多く、この駅を始発とする特急列車も設定されています。

ホームは島式と単式の混合となっていて2面3線となっていますが、側線も多くあり、構内は広く感じます。

 

 

西条駅では見られる高松運転所所属の7200系電車は、この駅から松山方面へは運行されていません。

 

 

列車到着メロディは西条市出身のテノール歌手である秋川雅史氏の「千の風にのって」が流れます。

以前は「瀬戸の花嫁」でした。

実は、伊予西条駅から今治駅までの間が開通して2月11日に100年を迎えたばかりでした。

高松から宇和島をまで297.6キロという四国最長の予讃線が全線開通したのは高松駅が開業した1897年から半世紀の年月が経った1945年6月20日のことです。

 

 

四国の大きな各駅には、やはりアンパンマンが出迎えてくれます。

 

 

跨線橋の階段には西条市のシンボルとも言える石鎚山が描かれています。

やっぱりツーリングで訪れるイメージが強いです。

 

 

後免から乗って来た乗車券ともここでお別れです。

乗車券は常に出し入れしながら気にかけてきたので、お別れが名残惜しく感じます。

 

 

駅舎は3階建ての建物ですが、趣はあまり感じず、警察署か消防署のように見えました。

それにしても愛媛県の瀬戸内側は今治市や西条市、新居浜市、四国中央市など、大きな街が続いていて、高知市の実家からは一番近い愛媛県のエリアですが、世界が全く違うので異国へ来たような気がします。

 

 

駅前の広場にはバス乗り場が設けられていて、石鎚山ロープウェイ乗り場などの各観光地方面や松山方面への特急バス、関西方面への高速バスなどの発着があります。

どうせなら、せっかく近くに国道194号線がありますので、高知から瀬戸内側への直通の公共交通が無いので、南四国までの便も付け加えてくれるととてもありがたいのですが。

 

 

ところで何故、今回は伊予西条駅までの鉄道旅にしたかと言うと、駅の隣にある四国鉄道文化館へ行くのも目的だったのです。

 

 

駅周辺は鉄道歴史パークin SAIJOとされていて、西条市出身で0系新幹線の生み親である第4代国鉄総裁の十河信二氏の功績を称える事で設立されたのでしょうか。

とにかく鉄道好きには魅力のありそうな資料館なのです。

 

 

北館と南館に分かれていて、まずは北館に入ってみます。

中に入ると、早速に昭和39年の新幹線開業時に登場した初代0系新幹線と、主に四国で活躍し、準鉄道記念物に指定されている「DF50形ディーゼル機関車」1号機が展示されています。

 

 

まずは0系新幹線の運転席を覗きます。

座って運転手の気分になろうとします。

 

 

「DF50形ディーゼル機関車」は、日本でただ1台、走行可能な状態で保存されており、隣接するJR四国予讃線から分岐された軌道が、四国鉄道文化館内に引き込まれています。

 

 

その他に四国で活躍した車両のヘッドマークなどのパーツ類も展示されていて、懐かしさ満載です。

 

 

鉄道コレクターにはたまらないようなキップ類も展示されています。

こんなものもあったのか~と、見入ってしまいます。

 

 

魅力的な記念切符がたくさんです。