2014年、県境ライン全走破計画 stage11(祖谷越えルート)-2 | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

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2014年の高知県と他県との県境を跨ぐ車道の全走破計画ツーリング。

徳島県との県境に舞台は移り、四国東部の険しい山岳地域の峠越えとなってきましたが、その前に吉野川の左岸の山肌に続く舗装林道の下名大田口林道で県境を越えました。

しかし、この年の豪雨により、途中のルートは数ヵ所で崩落があり、その復旧作業などにより林道の一気走破は出来たのは9年後となったのです。

まずはそのリベンジ走行をした昨年の様子をアップさせていただきましたが、今回は2014年当時に戻り、再び県境に到達した時点から始めて行きます。

 

■2014年7~8月

 

幸いにも山肌に点在する集落を繋ぐ生活道ともなっている林道でしたので、途中の迂回路から進入することが出来て、県境まで到達しました。

 

 

このルートも県境を示す物は無く、地図を確認しながらの走行です。
この橋にある「漁業違反警告」の注意書きには「嶺北漁業~」の文字が・・・、そして更に進んだ所の集落の案内版には「三好市」の文字がありました。

そこでもう一度地図を確認すると、どうもこの橋の下を流れるのは“境谷川”らしく、ここが県境と確認できました。

 

 

高知県側から徳島県方面を見た様子ですが、この辺りの県境は分りづらいです。

何らかの表示でもあればいいのですが。

嶺北と言うのは高知県内の地方の呼び名なので、この橋を渡ると高知県から徳島県に入る・・・と判断します。

 

 

徳島県側から高知県方面を見た様子です。

何の表示も無いので、知らぬ間に通り過ぎて、いつの間にか徳島県に入っていた・・・という県境です。

 

 

大抵橋には橋の名があるのですが、橋の名もない静かな静かな県境です。

 

 

この下名大田口林道もstage10で通った谷間豊永林道と同じく、集落を繋ぐ生活道として開設された林道なので全線舗装となっています。
しかし景色が開ける所では、対面のstage10で走ったルートの祖谷を囲む山々が視界に飛び込んできます。

 

 

祖谷を囲む山並みが対面に見え、その下には吉野川が流れています。

これからあの山並みの向こう側を目指して行きます。

 

 

やがて土佐街道振越峠へとつづく古道を横切り、林道開設記念碑を過ぎて行きます。

 

 

嶺北地区から北上して伊予へと繋がるかつての官道の跡がここにもあります。

 

 

徳島県側は景色の良い所や雰囲気のある区間があります。

そして、ここから下りとなってきます。

 

 

ちょうど石鎚山系と剣山系の間にあり、四国山脈を左右に分けるエリアにあるため、急峻な山裾を通る道は高く、険しいルートが続きます。
遠くに見える山々も前回通ったルートで、こうして険しい山を目の当たりにすると、さらに意気が上がります。

 

 

りっぱな石碑に橋名がある“中央橋”が架かる川は“牛ノ首川”という何か言われのありそうな川ですが、上流には“ユノ滝”という綺麗な滝があります。

 

 

祖谷の大きな峠越の足慣らしのように走った下名大田口林道を走り終えると、国道32号と吉野川沿いの集落である下名に着きます。

 

 

国道32号を少し北上してから大歩危駅方面へと折れて県道45号を行き、今度はかずら橋で有名な祖谷渓谷沿いの県道32号線に入り北上していきます。
この道は祖谷川がV字谷の底を流れ、紅葉の時期は素晴らしい景観が楽しめます。

 

 

吉野川沿いは国道32号線が通り、祖谷の山脈を挟んで祖谷川沿いは県道32号線が走るため、分かりづらくなります。

違いは道路標示のおにぎりかヘキサかです。

 

 

道は祖谷川の渓谷沿いにずっと続いています。

時折、こうして橋を渡ってみます。

 

 

やがて祖谷を囲む山にある水ノ口峠付近から流れてくる“松尾川”と祖谷川の合流点にある集落に着きます。

“出合”という地名で松尾川を渡る橋も“出合橋”。

 

 

この出合橋から県道140号線方面へ行くと祖谷の山深く入って行き、四国では珍しい“黒沢(くろぞう)湿原”や“竜ヶ峡”という渓谷へ行きます。

更に、祖谷の山を越える“水ノ口峠”を越えて目的であるルートに途中でエスケープできる道があるとの事ですが、未確認なのでもしも分からなかった場合はかなりの遠回りとなりますので、今回はパスして次へと進んで行きました。

 

 

“出合郵便局”です。

祖谷川沿いの県道の少しのスペースにある集落なのですが、趣がある好きな場所です。

 

 

ヘキサとルート表示で間違いなく県道32号線であります。

ここをそのまま池田の方まで進んで行きます。

 

今回のルート