普通列車乗り継ぎ四国周遊 26 | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

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普通列車による四国周遊鉄道旅も高知市内まで戻ってきました。

高知市に入って最初の駅である朝倉駅を出発しから、次の高知商業前駅に停車し、そして「旭駅」に向かいます。

今回も、以前に撮影した風景を中心にアップして行きます。

 

 

かつては田園地帯が広がっていた高知市郊外の地域も住宅が建ち並び、そこを過ぎると昔からある住宅地へと路線は続き、旭地区にある旭駅のホームに進入して行きます。

 

 

14時48分に旭駅に到着します。

この駅は列車交換可能駅で、停車時間が長いダイヤもありますが、今回乗車したダイヤは1分ほどの停車なので、ホームに降りる余裕はありません。

駅の北側には高知学園と言う小学校から短大まである県内最大の私立学校がありますので、朝夕には小学生から短大生までの乗り降りで賑わいます。

 

 

1番線ホームは下り車線で、須崎、窪川行の列車が停車しています。

この駅はサラリーマン時代に勤めていた職場が近くにあり、駅前の飲食店で遊食会を行ったりしましたので、懐かしく馴染みのある駅です。

伊野駅から徐々に乗客は多くなっていて、前の朝倉駅やこの駅でも結構な人が乗ってきます。

 

 

2番線に停車している上り列車の向こうにある跨線橋は屋根の無いタイプです。

跨線橋の周辺は何だか国鉄時代の雰囲気が残っています。

 

 

また、2番ホームの下には「高知 高松方面のりば」と言う表示が残っています。

今では上り表示の代表駅は「岡山」なので、高松というと国鉄時代の名残を感じます。

 

 

駅のホームは相対式2面2線なのですが、跨線橋の上から見ると、上り列車が停車している2番線は島式ホームの名残となっていて、待合にある屋根はバタフライ式となっています。

2番ホームの隣にかつて線路があったことが伺えます。

実は旭駅は国鉄時代には貨物取扱の拠点駅であったのです。

さらにその隣奥に見える駐車場となっている所に貨物の留置場があったのです。

 

 

そんな旭駅を細かく探索すると、国鉄時代の遺産をたくさん発見できそうです。

14時49分に旭駅を出発します。

 

 

旭駅を出発すると、路線は高架となって真っすぐに高知駅方面へと進んで行きます。

2008年に高知駅が高架駅になると同時に、渋滞を引き起こしていた高知駅に近い駅も高架となったのです。

14時51分に旭駅の次の高架駅となった「円行寺口駅」に停車して、すぐに出発します。

 

 

14時53分に次の「入明駅」に到着します。

この駅も高架になった駅で、高知市内のビジネス街に近く、高校から小学校も近くにあるため、かなりの乗降客がある駅です。

でも、昭和36年の開業から無人の単式1面1ホーム駅のままで、坂本龍馬の生誕地に近い事や、駅名から「志の龍馬駅」という愛称が付きました。

 

 

そして、14時55分にこの車両のダイヤの終点地である「高知駅」に無事到着しました。

窪川駅から1時間47分ほどで、普通列車にしては途中の列車交換による待ち時間が殆ど無かったため、意外と早い到着です。

 

 

普通列車の1000形気動車と、2000系特急「あしずり」と並ぶシーンはよく見ます。

 

 

高知まで戻ってきましたが、まだまだ周遊鉄道旅は終わりません。

くろしお鉄道経由で夜須駅まで向かうのです。

15時16分発の奈半利行きのワンマンに乗ります。

 

 

そこで、くろしお鉄道の列車を待っていると、琴平行の車両の隣に15時49分発宿毛行きの「あしずり7号」が待機していたのです。

見ると、嬉しい事に行きで出会えた「らんまん」ラッピング列車で、また出会えたのです。

 

 

以前から見たいと思っていながら、なかなか出会えなかったらんまん仕様を今回の鉄道旅で2度も遭遇するとは。

まるで、出発を見送ってくれて、帰りを迎えてくれたようなタイミングでした。

 

 

このらんまん仕様は2023年9月いっぱいの走行で、今回の鉄道旅は9月初めの事でしたので、今はもう走っていません。

昔から牧野博士が好きな私にとっては良い思い出となった車両です。

 

 

ラッピング車両は2両で、前面と後面のラッピングはありません。

正式名称は“連続テレビ小説「らんまん」ラッピング列車”で、運行区間は高知~中村・宿毛間の運行期間は2023年4月~9月末でした。

また、走っている期間内に出会えることを願いながら、くろしお鉄道方面に乗り込みました。