普通列車乗り継ぎ四国周遊 21(ホビートレイン) | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

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普通列車のみで四国を周遊する鉄道旅も予土線を走り切り、窪川駅に到着しました。

いよいよここから土讃線で高知方面へと戻るだけとなりました。

窪川駅はJR土讃線の終着駅であり、土佐くろしお鉄道中村線への連絡駅でもあります。

予土線の終着駅は一駅先の「若井駅」ですが、窪川駅から発着してくれています。

 

 

平屋でコンクリート製の駅舎で、四万十町(旧窪川町)の中心駅となっています。

この駅もツーリングではよく立ち寄らせていただいていますが、列車で訪れたのは初めてと言っても良いほどです。

この駅では待合スペースにコンセントがたくさん設置されていて、スマホなどの充電が自由にできます。

前回、四国右下鉄道旅で牟岐線の某主要駅で充電ができないか訪ねましたが、冷たく断られた記憶がここで甦りました。

別に批判している訳ではなく、こんなサービスが広がってくれるとありがたいと思ったものです。

 

 

駅前からは四万十町の各方面への足となっている、コミュニティバスのようなバスが何本か発着しています。

 

 

窪川駅の楽しみは、予土線を走るホビートレインを間近で見られることがあります。

これは別の日に撮影したホビートレインの様子です。

 

 

予土線全通40周年と予土線当初開業区間が100周年を迎えることを記念して登場したホビートレインもこうして出会える機会はあまりないので、やっと出会えたという感じでした。

四国には新幹線が通っていないのですが、個人的にはこちらの方が断然好きです。

 

 

車内のシートは0系新幹線で実際に使われていたものや、模型の展示スペースもあります。

この車両にはいつかは乗ってみたいものです。

このホビートレインが登場したのは2014年で、早くも10年が経ってしまいました。

と言う事は予土線が窪川まで全線開通して50年も経ったことになります。

そこで、この車両が登場した時の事をアップしてみます。

 

 

2014年1月29日のローカル新聞によると、JR四国の予土線に「鉄道ホビートレイン」が3月15日から運行されるようとあり、“キハ32型の車両を新幹線の0系風に改造された外観で、車内には鉄道模型も展示される”と紹介されていました。
また“予土線は高知県の窪川駅から愛媛県の宇和島駅までの路線で、高知県側は四万十川をトンネルと鉄橋で跨いで通る路線で、

路線のある四万十町には海洋堂のホビー館もあります”と書かれていました。

 

 

運行が始まった3月15日のローカルテレビニュースでも話題となり、“JR四国が予土線の宇和島~近永間の開通100周年を記念して、既存のディーゼル車を初代新幹線0系をイメージした車輌に改装したホビートレインの運行が始まりました。”と紹介されました。

 

 

“先頭部分は0系のトレードマークだっただんご鼻のような形をしています。
今日の午後に宇和島駅では出発式が行われ、臨時列車が宇和島から北宇和島間を運行し、事前の応募や抽選で選ばれた200人ほどの人が交代で乗りました。”と説明されました。

これぐらいの乗客が普段からあればと思います。

 

 

“車内は実際に使われていた座席が設置されています。
また、ショーケースも設置されていて、歴代の新幹線車両や、四国にちなんだ車両の鉄道模型が展示されています。”

 

 

“最高時速が85キロの日本一遅い新幹線と言われ、懐かしい車両が2時間ほどかけて四国の山里を走りました。”

 

 

“鉄道ホビートレインは窪川~宇和島間を1日5便運行され、JR四国では列車と共に沿線の観光もPRするとのことです。

予土線は宇和島から江川崎の間は山や田園風景が見られ、江川崎から窪川までは四万十川を見ながら走りますので、人気が出てくるでしょうね。

この日も四国外からの家族連れが多かったようです。”と、報道されました。

 

 

いつかはこうして車窓から景色を覗いてみたいものです。

 

 

この0系新幹線ホビートレインが企画されたのは予土線利用促進対策協議会のアドバイザーの方がJR四国のスタッフも参加していた懇談会の席上で「予土線に新幹線のプラレールみたいなものを走らせたら面白いじゃないか。」と言うのがきっかけだったとかで、新幹線導入に尽力された十河信二氏が愛媛県出身と言う事も良いご縁になったのではないかと思います。

 

 

団子鼻が付いているのは片方だけで、もう一方は普通のキハ32が白くペイントされたままの外観ですが、これはこれで個人的は好きですね。

いずれにせよ、走ってくれているうちに一度は乗車したいものです。