普通列車乗り継ぎ四国周遊 2 | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

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青春18きっぷを使っての四国周遊鉄道旅は前日にくろしお鉄道の夜須駅から高知駅まで来て、高知市の実家で宿泊して高知駅から再びスタートします。

 

 

高知駅始発の5時45分発阿波池田行に乗り込みます。

早朝の駅と言うのはこれから旅が始まる、と言う雰囲気がムンムンしていて実に良いものです。

まだ残暑がきつい時期ですが、早朝は清々しく感じます。

 

 

ここからこの切符を使っての鉄道旅となるのですが、普通列車ばかり長く乗車するのであれば、かなりお得の乗車券です。

 

 

四国右下周遊鉄旅の時は、土讃線を走る普通列車のダイヤでは最も長かった琴平行の車両に乗りましたが、今度は阿波池田までのダイヤです。

高知県内エリアの土讃線の伊野から土佐山田間以遠の普通車両のダイヤはかなり少なく、上りダイヤでこの阿波池田行を逃すと、前回に乗った12時44分発の琴平行までありません。

 

 

車両は1000型気動車のワンマン車両で、朝日が昇る東に向かって列車は出発します。

土曜日であるのか早朝にもかかわらず、鉄道好きか旅好きのような人たちがけっこう乗っています。

それでも一番前の席をキープできました。

 

 

朝日が昇って行く方向に向かって高知駅を出発し、薊野駅、土佐一宮駅と停車しながら進んで行きます。

仕事で移動する人らしき人も途中駅で1~2人ほど乗ってきます。

 

 

布師田駅から国分川に架かる布師田橋梁のトラスも朝日に照らされて、眩しく目に入ります。

 

 

土佐大津駅を出ると高知市から南国市に入り、後免駅の3番ホームに進入して行きます。

 

 

後免駅には5時58着です。

1番はホームでは高知行の普通列車が待機していました。

高知駅から後免駅までは馴染みの区間です。

 

 

後免駅を5時59分にした後は土佐長岡駅へ停車して山田西町へ停車します。

ここで1人乗客がありましたが、旅人と言う感じでは無く、次の土佐山田駅からは極端に乗降客が少なくなる車両に乗るとはどこまで行くのだろうと、どうでも良いことに興味が湧いてきます。

 

 

6時8分に土佐山田駅に到着します。

朝日に照らされる駅舎内と車両が眩しく反射します。

 

 

土佐山田駅では8分の停車で、特急列車との行き違いを待ちます。

この駅では半分ほどの人が降りて行きますが、土曜日と言う事で旅人も乗車しているため、結構な人がまだ乗っています。

どこまで行くのかとまた思ってしまいます。

 

 

土佐山田駅で停車中に高知駅6時発の特急岡山行の南風が到着し、先に出発して行きます。

「きいろアンパンマン」車両で、前日から特別ペイントの車両によく出くわします。

 

 

6時16分に土佐山田を出発した列車は、いよいよ最も海岸に近い中央分水嶺を目指して急勾配を上るようになります。

土佐山田駅からはローカルエリアとなり、普通列車の便は極端に少なくなります。

先に追い越して行った南風の阿波池田到着時刻は7時6分で、この車両が阿波池田に到着するのは7時51分で、50分ほど後になります。

意外とそれほど遅い到着ではありません。

この車両は列車行き違いの待ち時間があまりないダイヤで、割とすんなりと走ってくれるのです。

秘境の新改駅もスルーのダイヤなのです。

 

 

新改駅を過ぎ、繁藤駅、角茂谷駅で停まり、鉄道ファンの間では有名な土佐北川駅に到着します。

この駅は国道32号線とその傍を流れる穴内川を跨ぐ橋梁の中にホームがあり、その横を徒歩で歩いて渡ることが出来るのです。

 

 

逆に阿波池田を5時33分に出発した高知行の普通列車1000型車両と行き違いとなります。

この車両は6時42分発で、通勤通学用に利用されているかと思います。

この時も通学の学生さんとお年寄りが待っていました。

 

 

5分ほどの停車で6時43分に出発します。

高知駅を出発して1時間ほど経ちます。

 

 

北川駅から大杉、土佐穴内、太田口、豊永、土佐岩原と停車して行きますが、殆ど行き違いの待ち時間は無く、スムーズに走って行きます。

 

 

高知県最後の土佐岩原駅を7時8分に出発して、県境の大歩危トンネルへと入って行きます。

かつては吉野川沿いに通っていた路線ですが、何度も土砂崩れなどの災害に見舞われたため、1968年に山を貫通する4,179mの大歩危トンネルを開通させたのです。

 

 

トンネルを抜けて徳島県最初の駅である大歩危駅に7時15分に到着します。

高知から1時間30分ほどでの到着で、それほど長く乗った感じはしません。

祖谷方面へ行くには豊永から国道439号で行くより、この大歩危から行く方が早いため、ツーリングではよく立ち寄る駅で、こうして鉄道で訪れると不思議な感覚となります。

 

 

大歩危駅では9分ほどの停車で、特急列車との行き違いの待合となります。

やって来たのは高松6時4分発の2700系特急「しまんと」で、中村まで行くと言う、土讃線を走る特急最長ダイヤなのです。

しかも、高知ー高松間を結ぶ特急「しまんと」は「南風」に比べて便は少なく、殆どが高知と高松間なのです。

中村まで行くダイヤはこれしかないのです。