先日、虹の橋へと旅立った猫に聞かれたこと。
「にゃんで泣いてる子がいるの?」
「パパ、ママ、父ちゃん、母ちゃん、姉ちゃん、兄ちゃんって泣いてるんだ」
「なんで泣いてるの?」
なので説明した。
人と過ごして人に愛されすぎて残してきた人が悲しんでるから泣いてることを。
説明したけど理解されんかった。
「俺は泣いてないよ」と返された。
私と旦那は悲しんでるんだけど?と言いたいけど言わない。
しばらくしてから猫は言った。
「俺、みんなを笑わせてるんやで」
シルクハットを被りステッキを持ってダンスして笑わせているらしい。
人に飼われて家族になって愛された動物たちは虹の橋で愛する人が寿命を全うして訪れるのを待っている。
その時は悲しみの涙ではなく嬉しさの涙を流す。
再び会えたことを喜んで泣く。
虹の橋は優しさで満ち溢れた世界。