映画「火口のふたり」を見る。 | 柴犬カン、福の日記

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柴犬カンと福、筆者の出来事、想い、政治、経済、文学、旅行、メンタルヘルス、映画、歴史、スポーツ、等について写真を載せながら日記を綴っていきます。柴犬カンは2018年12月に永眠しました。柴犬福が2020年4月7日夕方にわが家にやってきました。その成長記録。

 2019年のキネマ旬報ベストテン、日本映画部門の1位の作品。

 R15の指定がアマゾンプライムなどではかかっているが、映画館ではR18指定。

 この映画は既視感がある。 『彼女の人生は間違いじゃない』とか『この国の空』と似ている。瀧内公美さんの体を張った演技は相変わらず。ヌード女優に見えてしまう。特にこの映画は性的描写が多い。ポルノ映画のようだ。それもそのはずで、企画したのが寺脇研氏。この人はポルノ映画の評論家。なおかつ元文部省の高級官僚で、ゆとり教育の推進者で、教育界の戦犯扱いされている人物。私は一度だけ会って話をしているが、かなりリベラルな人物だという印象を持っている。 

 直木賞作家・白石一文が描いた小説「火口のふたり」を、柄本佑と瀧内公美の共演で実写映画化。荒井晴彦が監督・脚本を手がける。

 東日本大震災から7年目の夏。離婚、退職、再就職後も会社が倒産し、全てを失った永原賢治は、旧知のいとこの女性・佐藤直子の結婚式に出席するため秋田に帰郷する。久々の再会を果たした賢治と直子は、「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」という直子の言葉をきっかけに、かつてのように身体を重ね合う。1度だけと約束したはずの2人だったが、身体に刻まれた記憶と理性の狭間で翻弄され、抑えきれない衝動の深みにはまっていく。

 私はこの手の映画は苦手。まあ、多くの評論家が高評価を付けたのだから斬新でなにがしかの感動を与えるのかもしれない。