映画「希望の彼方」を見る(日) | 柴犬カン、福の日記

柴犬カン、福の日記

柴犬カンと福、筆者の出来事、想い、政治、経済、文学、旅行、メンタルヘルス、映画、歴史、スポーツ、等について写真を載せながら日記を綴っていきます。柴犬カンは2018年12月に永眠しました。柴犬福が2020年4月7日夕方にわが家にやってきました。その成長記録。

 西郷どんが終わり、西郷隆盛は死んだが、カンはまだしぶとく生きています。今日も少量の食事とポカリスエットを飲んでいます。おしっこがしたい時は鳴きます。収まると寝ます。利口な犬です。しかしいつXデーがきてもおかしくない状況なのは変わりありません。

 

 この「希望の彼方」。フィンランドの作品.。アキ・カウリスマキが監督。前作「ル・アーヴルの靴みがき」に続いて難民問題をテーマに描いている。2017年・第67回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したヒューマンドラマ。

 

 コピペで申し訳ないがとてもよくまとまってる紹介なので以下に紹介文を載せます。

 

 「シリア人の青年カリードは内戦が激化する故郷を追われ、生き別れた妹を捜すうちにヘルシンキに流れ着く。内戦で全てを失ったカリードにとって、妹を捜し出すことだけが唯一の望みだった。ヨーロッパ全体を悩ませる難民危機の影響か、無情にも難民申請を却下され、いわれのない差別や暴力にさらされるカリードだったが、レストランを営むビクストロムに助けられ、彼の店で働くことに。ビクストロムもまた、行き詰った過去を捨てて人生をやり直そうとしていた。ビクストロム役に「過去のない男」のサカリ・クオスマネン。」

 

 この映画は、若干難しいといえば難しいんだけど、よくできてます。本当にいい映画です。やっぱりヨーロッパの、しかもフィンランドのアジア系の言語を話す国の作品なので日本と親和性があるのかなと思う 。明日紹介するクリントイーストウッドの「15時17分パリ行き」に出てくる中東系の男はテロリストとして描かれるが、この映画に出てくる中東系の人物たちは本当に難民で、厳しい環境に置かれている。でもなんだか悲壮な感じがしないのである。少しコミカルなのである。私はこれを見てこの映画は喜劇じゃないかと思ったくらいだ。

 

 中東系の人たちだけでなくフィンランド人も色々大変そうな様子が描かれているが、何にせよあまり深刻に悩んだ感じがしない。そこがいい。良質な映画だと思った。

 

 そういえば最近フランスで、シャンゼリゼ通り辺りで、デモが再三行われているが、これって思い起こせば1789年に始まったあのフランス革命以来、ことあるごとに繰り返されてきた。今度も同じじゃないかなと思う。笑ってしまったのは、そのデモ隊のそばで犬を二匹連れ歩いている人が歩いていた。観光客が、その暴徒と化した人達と警官隊のやり合いを面白そうに写真に収めているではないですか。これは新手のフランスの観光目玉なのかもしれません。イラクやシリアだと本当に殺されてしまうかもしれないけど、ちょっと警官隊と暴徒が戦うところをリアルで見たい人はパリに行って見物するというのがこれからの流行りになるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

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