ちょっと長すぎるかなという印象。そして、絵は日本昔話みたいな感じだが、かぐや姫の心理を描く手法は、現代女性を映し出している。姫の犯した罪と罰、というのはいったい何だったのだろう?そして、かぐや姫はなぜこの地球に降り立ったのだろう。そしてラストシーンで、青い地球が見えるのだろう。
普通の解釈では、竹取物語などあの世のものがこの世界に現れるのは、この世のものを試すこと、または、この世の誰かや集団の心を投影したものであることがほとんどだが、あの世のものの自我を描くというのはなかなか難しい。しかし、これはジブリの、高畑勲監督たちの世代の個人主義的な思想が強く表れていた。
そして自我を強く持つこと。そしてそれが肥大しすぎてコントロール不能になってしまう、というのは、それこそドストエフスキーの「罪と罰」の主人公、ラスコーリニコフを痛めつけた正体そのものである。
今朝は趣味系で朝7時過ぎに車で出るとき、室内室外の温度計を見ると、氷点下3度3分。寒すぎ。
午後帰宅してこたつでうとうと寝てしまった。
今の時期は仕事納めもすんで、少し楽な時期。出来たら部屋や車の清掃をしたいなと思う。それから少し難しめな映画にもチャレンジしたい。また、「ローマ人の物語」などの再読もしてみたい。