映画「スティーブ・ジョブズ」を見る(金) | 柴犬カン、福の日記

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柴犬カンと福、筆者の出来事、想い、政治、経済、文学、旅行、メンタルヘルス、映画、歴史、スポーツ、等について写真を載せながら日記を綴っていきます。柴犬カンは2018年12月に永眠しました。柴犬福が2020年4月7日夕方にわが家にやってきました。その成長記録。

 まあ、苦痛なく見られる作品だが、後も引かない凡作でした。

 やはりまだ死後わずかしか経っていないからかもしれないし、スポンサーの問題もあるかもしれない。アップルは今も熾烈な競争の中にさらされている。2012年には時価総額世界一になった。しかし、ジョブズがアップルに復帰した頃は、株式価値がどんどん下がっていた。それを立て直したのは凄いことだ。

 しかし、性格がかなりきついひとだったことが分かる。それは生い立ちにある。実の父母に捨てられた経験がある。昨日の藤圭子さんではないが、逆境にさらされた人の方が優れた功績を残せるのか?しかし太く短い人生に終わった。

 「ステイ・フーリッシュ」というのは、なかなか実践は難しい。周囲に、特に家族に迷惑がかかるし、平凡な能力しかない人がバカなことをやったら誰も相手にしてくれず、やがて会社もクビになってしまう。

 フィギュアスケート全日本選手権、男子ショートを見ていると、突き抜けた能力を持つ人と、それに届かない人の差が歴然としていてかわいそうだ。努力の量や質は変わらないかもしれない。しかし結果は大きい。もちろんこの舞台に出られない人もいるし、テレビで映らない順番で滑っていた人もいる。

 震災の被害に遭った羽生君。母親を若くして失った浅田選手。一人親家庭で育った高橋大輔選手。婚外子を産んだ安藤美姫選手。

 人生とは迷路のようなものかもしれない。