信じるものは救われる①医師への信頼 | 余命1か月から生還した医師が教えるセルフヘルスケア

余命1か月から生還した医師が教えるセルフヘルスケア

38歳の誕生日を1ヵ月後に控えた日、余命1ヶ月と告げられました.5ヶ月後、腫瘍は姿を消しました。生を与えられたのは克服法を多くの人に伝える使命を与えられたからだと感じ、ご紹介していくことにしました。

 

 信じるものは救われる①

 医師への信頼

 

 

  治療によって治癒力が目覚め、

 病を克服するための絶対条件

 として、医師への信頼があります。

 

 たとえ最善の治療が施されたと

 しても、医師と患者さんの間に

 信頼関係が成立していなければ

 治癒することは困難となります。

 

 

 昔は医師と患者さんとの間に

 暖かい関係が当たり前のように

 築かれていました。

 

 患者さんは医師へ絶対的な信頼を

 寄せ、医師の側もそれに答えようと

 全身全霊を傾けて職務を全うして

 いました。

 

 それがいつの頃からか医師と

 患者さんの間には冷えた空気が

 漂い、深い溝が生じてしまいました。

 

 

 その原因のひとつは医師の側に

 あります。

 

 患者さんの絶対的信頼に甘える

 あまり、真摯さにかける医師が増え、

 信頼を失ってしまったことが原因と

 なったと思います。

 

 

 また、患者さんの側にも原因は

 あります。

 

 訴訟大国であるアメリカの影響や

 マスメディアの影響を受け、医療への

 不信感を過剰に抱いてしまっている

 感じます。

 

 

 その結果、医療訴訟が増え、訴訟を

 恐れ不誠実な診療を行う医師は減り、

 医療ミスが隠蔽されることもなくなって

 きております。

 

 

 しかしそれが果たして良いことかと

 いうと、そうとは言い切れません。

 

 

  医師と患者さんの間には深い溝

 でき、双方にとって不幸を招いています。

 

 医師は慎重に診療を行うようになった

 反面、患者さんとの関係を築くことに

 対しても過度に慎重になっています。

 

 

 

 医師の側も患者さんに対して不信感

 もって診療にあたっているのです。

 

 実際に良い関係を築いていたと

 信じていた患者さんが一転して

 医師を断罪することは少なく

 ありません。

 

 そのようなことがあると、目の前の

 患者さんがいつ自分のことを責めて

 くるのかと戦々恐々として診療に

 あたるようになってしまいます。

 

 

 なかには断罪されるべきミスが

 あることは確かです。

 

 しかし大部分の医師は真摯に

 最善の治療を行っています。

 

 それにも関わらず、過敏になる

 あまり主治医を信頼できなくなり、

 関係を悪化させてしまう患者さんが

 増えています。

 

 これはとても残念なことです。

 

 医師への信頼は治癒力を発動

 させるために必須の要素です。

 

 信頼するには勇気がいります。

 

 それでも信じると決意することが

 絶対に必要となってきます。

 

 

 そのために、まずは医師が

 どのような思いで診療に

 あたっているのかを

 理解していただき、

 

 主治医と暖かい信頼関係を

 築けるようになって

 いただきたいと思います。

 

 

 未開のアフリカで医療貢献し

 ノーベル平和賞を受賞した

 シュバイツァー博士も

 言っています。

 

 「医学とは医師の個性と患者の

 個性が相互に作用しながら

 作り上げる芸術である」

 

 と。

 

  医師と患者の相互理解なくして

 治療はなりたちません。

 

 続きはこちら→

 

信じるものは救われる② 医師への信頼

 

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