小豆島大観音 老僧 “ ジジの一言 “ : 文章は 人の言葉で 取り繕 ( つくろ ) わない | ジジの一言

ジジの一言

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有名大学の “ 教授 “ を 卒業して 博士号を 取得するために 
単身 ベルギーで 勉強に励んでいる彼は 幼少期からの大親友です。

【 大本山. 小豆島大観音 老僧 ジジの一言です 】


もう ベルギーに行って 5年にも なるのでしょうか?

ご家族と 離ればなれの彼は “ 単身赴任 “ の 寂しさの為か 
よく わたしと メール交換をします。

と . 申しても お互いに 単語を羅列するだけで 何の 文章にも なっていません。それでも [ 意 ]は 通じるのです。


「 暑くなった 」
        『 寒くなった 』

「 今 . 何ヶ国語 喋れるの? 」
        『 5カ国 。6 かな ? 』


突然「 拝啓 時下 ますます ご清祥のことと お慶び申し上げます 」と. 四角四面に 頂いたら どう応えればいいか ドギマギしてしまいます。



[ お大師さま ]空海は このように 言われています。

《 古語 及び 今の 蘭字 ( らんじ ) を 用いる 莫 ( な ) かれ 》

直訳すると「 古い言葉や . 今 流行りの言葉を . 安易に使うものではない 」と . 仰っています。

わたしたちが 人を導いたり . 打ち解けて 友人になる手段として 1番 大切なものは “ 文字 “ や “ 文章 “ が 必要です。


それが 如実に分かるのは . 人の ラブレターの “ 代筆 “ を 依頼された ときです。💘

“ 恋心 “ の無い人間が “ 恋の文 “ を 書くことは 至難の業です。

つい 文章を 上手く書こうとして . 誰かが 使っていたような 表現をしたり . 今 テレビや ラジオに 流れているような 流行りの言葉で 取り綴って しまいがちです。

しかし . 他人の表現を 真似しても . 自分の気持ちや 思いは . 当人に 伝わるでしょうか?

「 貴殿に 置かれましては 云々… 」などの 四角四面の 文章が 届きましたら . 返って 熱も 冷めてしまいます。


例え 下手でも 華やかさがなくても . 吶々と 自分の思いを そのままに 相手に伝えた方が . どんなに 喜ぶでしょうか?

“ 恋愛しかり “ “ 商売しかり “

それは . きっと 受け取った人の 心を 動かす事でしょう。
             村垣 慧晃 合掌🙏