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もう、ＦａＯＩ神戸が始まりますが、

色々あって遅くなった幕張放送の感想です。

マスカレードがとにかく凄くて

圧倒されました。

音のひとつひとつが持つエネルギーの違いを

見事に感じ取り表現されていて、、

でも、

ひとつひとつが表現されているのに、

怒涛のように押し寄せて流れ去っていく

大きな大きな川のような流れが見えるのです。

振付けはどなたなのか、とても興味を持ちました。

音の捉え方が凄過ぎて。

ディレイドアクセルが入っているので、

またウィルソンさんかと思ったら

バトルさんかもしれないという説もあるようで。。

どうなのでしょうね。

どなたにせよ、素晴らしい振り付けですし、

羽生選手の消化＆昇華ぶりがまた凄くて、、

自分の中から出てくるかのような演技でした。

ひとつひとつの音の違いの中で

長い音の重要性がしっかり表現され、

所謂「ギターが泣く」ようなところ

（演歌ならコブシを利かせるようなところ）での

爆発的なエネルギーや緊迫感には息を呑みます。

そして言葉的にも音楽的にも大切な

「マスカレード」という言葉の表現・・・

例えば、この時は、

「マス」で右手を上げ、

「カ」で左手も上げて、

「レー」でハイドロに入って、

延ばし続ける「レー」の続きの中で

フワッと両腕が開き始め、

開ききって大きな鳥の翼のようになってから、

右腕を徐々に上げて、

「レー」を延ばし続ける音の最後に「エイ」と聞こえる、

つまり長い「レーーーーーエイ」の、

「エイ」と同時にこぶしを握ります。

もう、０．０１秒までを感じて

Ｔｏｓｈｉさんやギタリストさんと

一緒に音楽に乗って演じられていますよね。

最後の最後のところでは、

手袋投げ技と、

Ｔｏｓｈｉさんが腕を振り上げる曲のフィニッシュが、

同時です。。というか、

やや、手袋が早め。。。

指揮者のように、最後は羽生選手リード。

羽生選手が演技に使う曲を「覚える」のは

その演奏表現の微細な違い、

０．０１秒以下くらいの違いまでも含めて

一緒に暗譜できているように見えます。

その敏感な耳と身体能力に驚くしかありません。

演技を終えての客席へのご挨拶に

Ｔｏｓｈｉさんも頭の上で拍手。。

あんな風に演じられたらミュージシャン冥利に尽きることでしょう。

何度もしつこいですけれど、

神は細部に宿るのです。

ピアノを弾かれる皆様にとって

この、目で見る音楽表現は、良い刺激になるかと思います。

よろしかったら、放送をご覧ください。

放送予定です。

※放送予定は予告なく変更となる可能性があるとのことです。

テレビ朝日

■放送日時：6月9日（日）25:25～「GET SPORTS」にて放送

CSテレ朝チャンネル2

■放送日時

・6月30日（日）14:00～18:00　幕張公演初日

・7月7日（日）17:00～21:00　幕張公演2日目

・7月28日（日）17:00～21:00　幕張公演最終日

最後まで読んでくださってありがとうございます。

・浅田真央さんが「羽生結弦は史上最高のスケーター」と語るインタビュー

・現地観戦・羽生ファンの門下生からの「お裾分け」＋結弦くんとピアノの音（追記・追画）

・真央さんから結弦くんへの言葉

・ゆづ真央シンクロニシティ（サンクスツアーに行けないゆづ真央ファンの門下生の為に）

東京レッスン：６月１４日（金）～１９日（水）（土日はいっぱいです。）

大阪レッスン：７月６日（土）～８日（月）

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　　　　　　　　　　　　　　　　　Megumi（野谷　恵）

愛の夢のつづき

マスカレイドの音楽表現 / 音楽はそれぞれの音にエネルギーの違いがある