ピアノのペダルの一番簡単な練習方法+技術や感覚を保つコツ | 愛の夢のつづき

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指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

人は進化できます。具体的な進化の方法をお伝えしています。
羽生結弦選手 浅田真央さんを応援しています。

 

 

ピアノの右側のペダル(ダンパーペダル)は

 

入れるべき音の長さ等

 

色々な要素によって踏み方が変わります。

 

 

長い音に入れるなら

 

タイミングは遅れるくらいでいいのですが

 

短い音に入れる場合や

 

楽譜上では長い音で書かれていても

 

実際にはすぐに手を離さなくてはならない場合、

 

つまり、

 

ショパンのワルツに良くあるように

 

1拍目のバスに当たる音が低い音域の単音で

 

2拍目と3拍目の内声に当たる和音が中音域にあって

 

1拍目を弾いた後、

 

すぐに手を離さなくてはならない場合は、

 

ペダルは遅れずに入れます。

 

 

 

但し、打鍵より前に入れると

 

機械的な雑音を拾ってしまうので

 

できれば、0.001秒後、、のような

 

ほぼ同時だけれど、打鍵前ではないという

 

タイミングを目指します。

 

 

 

ペダルの適切なタイミングは

 

ケースバイケースなので、

 

「この曲を弾くとペダルが上手くなる」

 

という曲があるわけではないのです。

 

曲が変わると適切なタイミングが違うのですから。

 

 

長い音にも短い音にも

 

それぞれ入れられるように練習しなくてはなりません。

 

 

長い音は遅れていいわけですから、

 

難しいのは短い音や

 

すぐ離さなくてはならない音に入れる場合ですよね。

 

 

単音(1個の音)を短く弾いて

 

どういうタイミングでペダルを踏めば

 

その短い音が一番効果的に残せるかを

 

練習するのが一番、簡単な練習方法です。

 

 

左手で1個の音をスタッカートで弾き

 

その音を捕まえて

 

長く残せるようにペダルを踏む練習を

 

よ~~く音を聴きながら、してみてください。

 

「よ~~く音を聴きながら」するのがポイントです。

 

 

 

これで、感覚が分ったら、

 

曲の左手とペダルの練習をして

 

それから両手でペダルを入れる練習をします。

 

 

(例外もありますが)

 

基本的にはペダルはバスの為にあるので

 

左手と一緒の練習が大事です。

 

 

長い音と短い音、というだけでなく

 

それ以外の要素や

 

音型によっても変わります。

 

 

例えば、革命のエチュードなら

 

非常に細かい踏み替えをすると濁らず弾けますが

 

これは、ただ脚をそういうふうに動かそうと思うだけでは

 

足がつるので (^_^;)

 

上手に踏むには体の使い方が必須なので

 

ここでは(長くなり過ぎるので)省きます。

 

 

ダンパーペダルに関しては

 

(また日本の音楽教育を批判していると批判されそうですが

 

批判ではなく、お伝えしているのです)

 

長く深く踏み過ぎの方が多いです。

 

一番深くまでは踏まないのが

 

ヨーロッパでは普通のようです。

 

(チャイコフスキーのコンチェルトの出だしなら

 

一番下まで踏んでいいけれど、、と言われました。

 

同じ和音の連続・・・)

 

 

 

 

30代の延べ8年間程、日本で継続できた

 

ハンガリー人の先生方のレッスンだけでなく

 

その後もワンレッスンで色々な国の

 

ピアニストや教授のレッスンを受けてきましたし、

 

50代ではリスト音楽院とモスクワ音楽院の

 

マスタークラス(短期集中講座)でレッスンを受けましたし

 

自分でも「実験」と称して様々な試みを

 

小さなホールやスタジオや

 

リハーサルの際にしてきましたが

 

イヤという程わかっているはずのことでも、

 

緊張した時などには、

 

私もつい昔の良くない癖が出て

 

ペダルも多くなったりしがちです。

 

 

何でもそうですが、

 

技術や感覚といった繊細なものは

 

いくらでも簡単に失いがちです。

 

 

「もう分かった」「もう手に入った」と思わずに

 

意識し続けることが

 

分かったことを保ち続けるコツなのだと思います。

 

 

 

★東京レッスン 6月30日(土)~7月3日(火)

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最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

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