「ウンスとヨンアになった夜」 | 信の虹 ー신의 nijiー

信の虹 ー신의 nijiー

ここは韓国ドラマ「信義」の登場人物をお借りして楽しんでいる個人の趣味の場です。
主に二次小説がメインです。ちま(画像)の世界も大好きです。
もしも私個人の空想の産物に共感してくださる方がいらっしゃったら、
どうぞお付き合いください^ ^

こんな会話をした二人もいたりして…という有りがちな(?)妄想短文です。
甘い系です。
 
 
 
「ウンスとヨンアになった夜」
 
イムジャ…
 
ウンスや…
 
医仙、ではなくウンスと名を呼びながら、熱い吐息が隈無く肌を埋め尽くす。
ウンスは幸福のあまりに瞼を閉じた。
泡立つ波が優しく、しかし力強く押し寄せて、胸の内を張り裂けんばかりに満たしてゆく。
溢れていた涙が一筋、つつと流れて煌めいた。
 
ヨンは急に動きを止めると、涙の訳を尋ねるようにウンスの瞳を覗き込んだ。
ささくれた親指で目尻の雫を拭ってやると、そこへ口付ける。
ウンスが見上げると、先程まで優しくそして荒々しく求めて来たひとが、まるで母の機嫌を伺う子供のような瞳で心許なくウンスを見つめている。
ウンスは思わず吹き出しそうになるのを堪えながら、手の甲で口元を隠し呟いた。

「えっと、違うの。だって嬉しくって…ヨン…ァ」

ほら、さっきウンスって呼んでくれたから…私もそうやって呼ぼうかな。と、頬を染めたウンスが小さな声で呟く。
上からじっと見下ろしていたヨンが、これ以上無い程に眉間を寄せ、今ようやく息ができたという様子で太く長い溜息をつく。
そして今一度瞼を固く閉じ、ゆっくりと見開くとまるで睨みつけるようにウンスに告げた。
 
「これ以上煽ってどうするんです。知りませんよ」
 
え、煽ってなんか…と、ウンスがいい終わらぬうちに、ヨンの唇がウンスの口を塞ぐ。
 
部屋の隅で淡く二人を照らす灯火が、小さく揺れた。
 

 
 
 
お粗末さまでした…(//∇//) 
月日が経つにつれ、アメブロでのお知り合いが増えてゆくせいか
こういうの書くの非常に恥ずかしいけど…でも書きます!照笑
 
あと、今まで何故か言いづらくて黙っていたのですが…
最近になってようやく"ヨンア"という響きに慣れてきました。(遅っ!)
韓国語を勉強しだして、他の韓流ドラマも少しずつ見るようになってやっと名前に"イ"や"ア"などを付けるシステム(?)に親しみを感じられるように。
"ヤ"は元々親しみやすかったですけどね。昔話しみたいで。ウンスや~^ ^
いつの日か字幕無しでシンイを楽しめたら幸せです…♡
 
 
 
 

「ヨンア、もうすぐドラマ信義が日本初放送からヨン周年らしいぞ」
「あれからもう四年か…早いものだ」
「もう一度ヨン周年を祝わねばなるまい。どれ、私も書いてみようか。甘い系とやらを」
「叔母上…」
 
 
正確に言うとドラマ信義の日本初放送はスマホチャンネルのNOTTV(2012/12/5)でしたが、TV初放送はKNTVの2013/3/9が最初です。
日本でのヨン周年記念に合わせて、以前ぐる限定で書いた未公開のお話しをアップしようかなと考えてます。
("妖精のウンス"と"王子のヨンとミノ"が出てくるおバカなメルヘンですがー^_^;)