アメリカが後ろ盾になって行った2014年のウクライナの暴力クーデター以降のウクライナ政権が 実質的に「ネオナチ」や過激民族主義者に乗っ取られた政権であることは 私のブログで何度も書いていますが、本日は彼らの政権のファシスト的な性格が見事に現れているゼレンスキー大統領の補佐官、ミハイル・ポドリャク氏の驚くべき発言を取り上げたいと思います。
ポドリャク氏がインタビューに答えて発言している実際のビデオは↓です。
Ukraine threatening to start terrorist attacks across Europe if the European Union reduces the rate or stops sending weapons to Ukraine.
— Fennec_Radar (@RadarFennec) May 13, 2023
Remember, these are the "Good Guys" https://t.co/kEafcLfbaT
↓
「もし欧州連合がウクライナへの兵器送付率を減らしたり止めたりした場合は テロリストがヨーロッパ全土を攻撃し始めるだろう」と脅しているウクライナ。覚えておいて下さい。この人達は”良い男たち”です。
(以下、ビデオの中のポドリャク氏の発言の和訳)
ボレル氏(EU上級代表のジョセップ・ボレル氏)が「私達はウクライナへの兵器提供をやめるだろう。」と言うことはできる。しかし、それはウクライナでのジェノサイドを意味することになり、戦争は他の国々で起こるだろう。
ヨーロッパでのテロリストの攻撃回数がかなり増えることになるだろう。
普通にヨーロッパでレストランで座ったり、クロワッサンを落ち着いて食べることはできないだろうね。
我々はヨーロッパでの政治的なプロセスを管理はしない。しかし、今のような率で兵器の送付は続けなければならない。
(和訳終了)
これは EU上級代表のジョセップ・ボレル氏が「我々がウクライナを支援しなければ、ウクライナは数日のうちに陥落する」と発言したことを受けてのポドリャク氏の反応です。
'If we don't support Ukraine, Ukraine will fall in a matter of days,' says Josep Borrell
(「もし私達がウクライナを支援しなければ、ウクライナは数日のうちに陥落する」とジョゼップ・ボレルは言う)
ボレル氏は 支援をやめるとウクライナが数日のうちにロシア軍に屈することになるから、「ウクライナを支援し続けなければならない」と続けており、「支援をやめる」とは一言も言っていないのですが、上のビデオのように 兵器支援を止めたり減らしたら欧州でテロが増えるだろう・・・と、「脅し」とも取れる発言をポドリャク氏がしているのです。
そして、次はゼレンスキー大統領の発言を取り上げます。彼は 先日起きたクレムリンの宮殿へのドローン攻撃に 「我々はクレムリンを攻撃しない。プーチンを攻撃しない。我々は自国内のみで戦っているし、ロシア国内を攻撃できるような兵器も我々は持っていない。プーチンは国際刑事裁判所に連れて行く。」と言っていましたが、ワシントン・ポストが徐々に記事にして出しているペンタゴンからの流出文書ではゼレンスキー大統領が「ロシア国内奥深く」の攻撃する計画を立てていた ことが明らかになっています。
今回 ワシントン・ポストの記事を引用したロシアメディア、RTの記事をご紹介します。
Zelensky plotted attacks deep inside Russia – WaPo
(和訳開始)
ゼレンスキー、ロシアの奥深くへの攻撃を計画していたーワシントン・ポスト紙
ウクライナの指導者は、モスクワに対する影響力を得るために、ロシアの都市を「占領」することを望んでいたと伝えられている
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、軍事行動を自国の1991年の国境に限定すると公言していたにもかかわらず、ロシアの奥深くで攻撃を行う計画を立て、キエフがハンガリーの産業を「破壊」するよう提案したと、ワシントン・ポストが土曜日に報じ、ペンタゴンのリーク文書を引用している。
最近ゲームサーバーで公開された米国情報機関の報告書を引用して、ワシントン・ポスト紙は、ゼレンスキーが1月の会合で、自軍が「ロシア国内で攻撃を行う」ことを提案し、同時に「モスクワとの協議でキエフに有利になる」ように、国境を越えて「不特定多数のロシア国境の都市を占領する」ために移動したと伝えたという。
それから2カ月も経たないうちに、ウクライナを拠点とするロシア義勇軍が国境を越えた襲撃を行い、ロシアのブリャンスク州で民間人2人が死亡した。同団体のメンバーは、キエフがこの攻撃を承認したと西側メディアに語っており、その後もさらなる襲撃が行われた。
ウクライナの西側支援者が、彼がロシア国内の標的に使用することを恐れて長距離ミサイルの提供を最近まで渋っていたため、ゼレンスキーは2月に軍の最高司令官であるヴァレリー・ザルジニー将軍に、無人機を使用して「ロストフ州の不特定の配備場所を攻撃」することを提案したと、ポスト紙は報じた。
疑惑の会議の前後、ウクライナ軍は旧ウクライナ領ルガンスクと接するロストフ州のインフラをドローンで攻撃した。
ゼレンスキー氏は2月のユリア・スブリデンコ副首相との会談で、ロシアの石油をハンガリーに輸送するドルジバ石油パイプラインをウクライナに「爆破」するよう提案したとされる。ポスト紙が引用した米国の報告書によると、ゼレンスキーは、"ウクライナはパイプラインを爆破して、ロシアの石油に大きく依存しているハンガリーの(首相)ヴィクトール・オルバンの産業を...破壊すればいい "と提案したという。
スブリデンコとの会談を聞いていたアメリカのスパイは、ゼレンスキーが「大げさで無意味な脅し」を発していると結論付けた。それにもかかわらず、ドゥルジバ・パイプラインは会談以来何度も攻撃を受けており、最近では水曜日にドローンが投下した爆薬にやられたことがあった。
ポスト紙の記事は、米国のスパイがゼレンスキーの通信を傍受しているとする先月のCNNの報道を裏付けるものである。
本紙の取材に対し、ゼレンスキー氏は報告書に書かれた事件を「空想」と断じ、"わが国の誰一人として、ロシア領内での攻防や攻撃を命じた者はいない "と主張した。
これは明らかに事実と異なる。上記のブリャンスク空襲やロストフ無人機攻撃以外にも、ここ数カ月、ロシアのベルゴロドやクルスク地方がキエフ軍に砲撃され、モスクワはクリミア橋の爆破やプーチン大統領の暗殺未遂についてウクライナのテロリストを非難し、ウクライナトップの情報長官の1人が複数のロシアの公人暗殺を手柄にしている。
このようなテロ行為を、ロシア外務省は今月初め、声明で "放置することはない "と述べている。
(和訳終了)
ゼレンスキー大統領の発言の「わが国の誰一人として、ロシア領内での攻防や攻撃を命じた者はいない」というのは あからさまな嘘であって、先日の私のブログ記事でもご紹介したように、ウクライナの諜報機関のトップである、ウクライナ国防省情報総局長を務めるキリーロ・ブタノフ氏は 西側メディアからのインタビューで堂々と、「我々は今までもロシア人を殺してきたし、これからも 世界の何処ででもロシア人を殺し続ける」と発言しているのです。
彼がロシア領土の奥深くへの攻撃も明言していました。
もし米国や欧州がウクライナへの支援をやめれば、今まで大量に流れ込んできた武器でいつでも欧州でテロを起こすことができる。だから支援を続けろ・・・と、テロリストも真っ青のような発言をして脅すような人がウクライナの大統領補佐官なのです。
第二次世界大戦終了間際からCIAが「次なる敵はソ連」と決めて ナチスドイツからスカウトしたソ連担当の諜報員やナチスに協力したステファン・バンデーラ等のウクライナの過激派やその流れを汲む民族主義者たちに お金や兵器を流し込んできて、長年かけてモンスターのごとく、育て上げてきたのが この恐ろしいファシストたちなのです。
それはアメリカが タリバン、アルカイダ、ISというテロリストたちを中東やアフリカで育て上げてきたのと酷似しています。
世界をテロの恐怖に陥れ、莫大な数の難民を生み出している原因を作っているのは どうみてもアメリカです。
米が兵器支援や訓練してきたテロリストたちが民族浄化や内戦を起こして国を破壊し、破壊後は米軍が入ってきて そこにある資源を奪い、アメリカの資源企業が潤うとそれに投資している投資会社が儲かる という仕組みです。