『私を離さないで』舞台版を彩の国さいたままで観に行ってた!

もともとはカズオ・イシグロという日本生まれイギリス育ちの作家さんが書いたNever Let Me Goという本で、キーラ・ナイトレイが出演して映画化されてもいる。

このお話は大好きで、原作+映画版も観ていたから、今回多部ちゃん主演で舞台化されるということでどんな感じかなーと思っていたんだけど、良い感じで日本化されていた。

最初はその日本化(名前を日本名にする、とか教室の感じが思いっきり日本であるとか)に違和感を感じたんだけど、少しすると慣れて逆に日本人キャストにも合ってるし日本人の観客に馴染みやすくて良いんじゃないかと思った。

人の動きをゆっくりにして過去の追憶を表わす、とか演者が舞台を降りるとか独特な演出は面白かった。ただ、舞台上に役者がいて演じているから、舞台の上に現実からは離れた別世界が存在するのであり、舞台を降りて観客の目の前にいるにも関わらず私達とは違う世界に存在する、というのが不思議な感じ。Our Townで観客の中にサクラとして演者がいる、という演出を思い出した。

舞台って、つくづく不思議だ。映画とかテレビとか本は、そこで世界が完結していて自分との境目が明白なんだけど、舞台はあいまいだもんね。見えない第四の壁っていうけど、結局壁は想像上のものであり、それは簡単に越えられるものであり。。。

多部ちゃんお人形さんみたいで可愛いかったな。もう一人の主人公の女の子役の人は、演技が凄い上手だった。高校?のシーンが多くて、自分高校時代の事も思い出した。なんか学生って、凄い狭い世界の中で生きていかなくちゃいけなくて、その世界が全てで、「先生」っていう自分達とは違う、権力を持った大人がいて、それは私にとっては窮屈だったけどでも同時にこうして外から観てみると大切に守られてとても幸せそうだった。

今回は三階席バルコニーだったから、舞台セットの裏や黒子さんなどの見えちゃいけない部分が見えてしまって、面白かったけど少し複雑な気分になった。。笑
次回は、ちゃんとオーケストラ席で観たいですね。