夜寝る前に読んで貰う絵本の母の声が大好きで。
いつも、出来るだけ長い絵本を選んでいたことを覚えています。母
はよく途中で寝ちゃうんですけど!(笑)

昔話といわれるものの中には、あれ?これはこのレメディじゃないかしら?
と、思うものがたくさんあります。
日本の神話にも、海外の昔話にも。

今日は「人魚姫」について。
人魚姫のお話は、ご存じの方も多いですね。
人魚姫が恋に落ちて、お魚の足を、人間の足にして貰うため、
声を魔女に差し出します。
王子様との恋が実れば人間に。実らなければ海の泡となる…失恋のお話です。

本文に出てくる人魚姫のルブリックスをレパートライズしたことがありまして(笑)
足の症状、声が出せなくなること、ひたすら希望を持たされた挙げ句絶え続けたのに、
最後は失恋することなどを考慮して、とあるレメディかなぁ?
と思ったことがありました。

それはイグナシア。ign。
イグナシアの名前の由来は宣教師ですが、
人魚姫もキリスト教の教えを強く示す宗教せいの高いお話です。
天真爛漫な人魚の国で幸せに暮らす末姫様。
一目惚れで王子様を慕い、家を飛び出し、
魔女と契約して人間の世界に身一つで飛び込みます。
なかなかに果敢ですよね(笑)
それに対し、王子様は、人魚姫を拾い、とても可愛がり、
ずっと側に置いて連れ回し…このまま、人間になれるかも?
という人魚姫の期待を膨らませ続け、最後にどんでん返し。
突然運命の人と出会い、スパッと人魚姫のことを「妹的な感じ?」と。
王子!!王子!!!ああああああショックすぎる。。
イグナシアは、こうなるかも?と思い描いていた未来から、
ある日突然追い落とされるショックにも使われます。
失恋のレメディとかお葬式のレメディと呼ばれる所以です。
あんまり使いたくないけれども、そういうことも長い人生有りますよね。
