私の母は神戸産まれ育ち
都会っ子です
母は、今アラシックスティ。
母の親世代は子供の頃戦戦争で大変な目にあった世代です。
その母が話していました。
戦争は、なぜ起きたのか?
誰も反対しなかったからです。
戦争は、なぜ誰も止めなかったのか?
皆正しいことだと思っていたからです。
昔の人だって、アホじゃありません。
みんなみんな、それが正しいと信じていたのです。
国や政府が言うことは、絶対に正しいと思っていたから。
だから、あの、愚かな戦争が起きた。
たくさんの命が失われて、
国を滅ぼして、
世界を汚し尽くした。
これから、大人になる君たちは、大人たちや、国や、政府が
正しいことを言ってるわけじゃない。
間違っていると思うこと、おかしいこと
それを止めてくれる大人になってほしい。
自分で考えられる人になってほしい。
私の母世代は、
戦争が正しいと信じていたのに
ある日突然掌を返されたことを知った大人たちは
子供たちにそんな希望を託したのでしょうね
今
世の中に溢れていませんか?
『正しい情報』
『これが正しいこと』
『それはデマだ』
『全員がこうすべきである』
『こうしてない人はおかしい』
『皆と同じじゃないとおかしい』
『国や政府が言う正しいことをしないと』
そんな圧力が渦巻いている気がします。
そして、私は正しいことをしてるんだ!と、
拳を振り上げる人の姿も。
それは、狂人のように思います。
まるで、戦前と変わっていないのではないでしょうか?
自分であらゆる方面から調べ、納得し、考え、悩み、体験し、
昔よりも格段に、
恐ろしい世の中になってきました。
でも、私たちは生きねばならない。
恐れず、悲しまず。
凛として。