素晴らしいご著書です。
世界中の先生、両親、祖父母になられたかたは必読。
日本の教育界の伝説の教師だそうです。
子供というのは、自分よりたまたま幼くして生まれただけで、
自分なんかよりも素晴らしく立派な人になっていく人なのだと。
心で親切にするのは当たり前で、それよりも、尊敬して、接しなければならない、
というところ。よくわかります。
幸田文 先生の随筆に、女手一つで苦労して娘を育てた母が、
結婚の際に娘に感謝されたとき
「お礼を言うことではない。何かしてあげたかもしれないけれど、それは私の生き甲斐であった。
あなたを世話し、あなたを愛し、あなたを心配し、
色んなことをしてあげることが私の生活で、生き甲斐であった。
それで充分、報いられたのであって、恩義のようなものを感じることはなにもない」
これは、教師にもあてはまる、と 大村はま 先生がひきあいにだされていらした。
素晴らしすぎて 泣きました(笑)