京都の紹介番組で、何度か目にしているこちら。
御所をぶらぶらした帰り、通りがかっていたこちら。
なんとなく、人が並んでいそうだったり
旅行雑誌を持っている人がうろうろしているのを見るので
「きっと、とても素敵なんだろうけど並んでいるんだろうなぁ~…」
と、いつも遠巻きにしていました。
カフェ好きの父がこちらにお邪魔して、とても良かったということと
時間帯を考えれば、それほど混んでないよ!
テレビで見た通り、広々した空間だったとのことでしたので
お邪魔してみました。(*‘ω‘ *)
とらや 京都一条店
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/shops/detail/?id=55
夕方、お客さんたちが電車に乗って帰っていく頃を見計らって突撃。
土日で3~4組待ちましたが、待合の椅子もふかふかで
あまり待っているのが気になりませんでした。
お店は和菓子屋さんにしては高い天井と
静かな空間で、大人の雰囲気が漂っています。
カチャ、カチャと食器が机に当たる音と
静かに話す大人たちの空間が広がっています。
席がよく考えられていて、お隣さん同士あまりくっつけられることはなく
周りを気にせず、ゆったりお喋りすることができます。
騒ぐような雰囲気ではなく、全体的に渋い感じです。
待っていらっしゃる方含め、アラフォーからご年配の方ばかりで
子連れは居ませんでした。
お店の雰囲気を壊してしまうので、私も出産後子連れでくるのは少し難しいかも?
と思います。(2017年11月現在まだ妊婦)
目の前はガラス張りの壁が一面にあって
自慢のお庭を拝ませて頂くことができます。
きっと、どの季節に来ても、いらっしゃる方がいろんな思いでお庭を観るのでしょう。
開放感あふれる、大人静かな空間に、くつろぎます。
お手洗いも広いので、足元が心配な方も大丈夫です☆m(__)m
さて、あっという間に順番が来てしまいました。
京都一条店だけの喫茶メニュも目白押し。
どれも悩まれますが、御用達だっただけのことがあり
どれを選んでもわくわくしちゃいそうです。
美しい宝石のような写真が並んでいます。
悩んだ末、あんみつの白と黒をひとつずつお願いしました。
寒天は噛むと繊維もしっかり遠くで感じる作りで
白玉はふわっふわのもっちもちです。
ちょこちょこ、っと贅沢にお口にまとめて入れてみると
素晴らしい調和!
白の方はさっぱりめで、黒の方は濃厚。
どちらも重たさがなく、あっさりと美味しくいただけてしまいました。
あんこは重たい、あんこはお腹がいっぱいになると思っていたのですが
すっとお腹に馴染んで、満足感だけが残ります。
とらやさんの大ファンになりました(*''ω''*)
モダンで大人の空間にはじめはちょっと緊張しましたが
どんどん気持ちがほぐれていって、静かになっていきます。
まるで、ちょっとしたお寺のお茶室みたい。
茶寮について今までよくわかっていなかったんですが
ほんの1ミリだけでも、感じられていたらと思います。
日が沈んで、暗くなって。
丁寧に味わいたい時間と空間と、あんみつでした。
ごちそうさまでした。
これからも、是非頑張って頂きたいお店です。