岡潔。数学者の見た空の向こう | こじょるのおこじょなえぶりでい

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岡潔。


彼の名著には素晴らしい名言がありますね。








すべて成熟は、すぎるよりもすぎる方がよい。


これが教育というものの根本原則だと思う。







趣旨を土に蒔けば、生えるまでに時間が必要であるように、


また結晶作用にも一定の条件で放置することが必要であるように、


成熟の準備が出来てからかなりの間をおかなければ


立派にすることはでかないのだと思う。




だから、やり方がなくなったからといって辞めてはいけないので、


意識の下に隠れたものが徐々に成熟してに現れるのを待たなければならない。


そして表層に出てきたときはもう自然に問題は決している。









理論物理は、アインシュタインが相次いでノーベル賞を貰った1920年代から


急速に華々しくなり、わずか30年足らずで原爆を完成させて広島に落とした。


一体30年足らずで何がわかるだろうか。




わけもからずに原爆を作って落としたに違いないので、


落とした者でさえ何をやったかその意味をかってはいまい









近頃は、集団として考え、また行動するようにしつけているらしいが、


これこそ頭をだめにしてしまう近道だと思う。



人の基本的なアビリティである他人の感情がわかるということ、


ものを判断するということ、これは個人の持っているアビリティであって、


決して示唆に与えられたアビリティではない。




学生たちに最初から集団で考え、集団的に行動する習慣を付けさせてしまえば、


数人よってディスカッションをしなぃとものを考えられなくなる。


しかしそれでは少なくとも深いことは何一つわからないのだ。





----数学者 岡潔