岡潔をご存知でしょうか?
中谷宇吉郎や寺田寅彦の本と並べて読むと
なかなか情緒豊かで切れ味鋭く、無駄が省かれています。
物があふれている現代。
どんなものもすぐに割と手が届きます。
でも、それは果たして、本物?
岡潔の名言をいくつかご紹介!(*^-^*)
人間が人間である
中心にあるものは
科学性でもなければ
論理性でもなく
理性でもない
情緒である。
明治以前の日本人は
死ねばそれきりなどとは
思っていなかったのであって
この一生を長い旅路の
一日のごとく
思っていたのである。
いま、たくましさはわかっても、
人の心のかなしみがわかる青年がどれだけあるだろうか。
私は数学なんかをして人類にどういう利益があるのだ
と、とう人に対しては、
スミレはただスミレのように咲けばいいわけであって、
そのことが春の野にどのような影響が有ろうと無かろうと
スミレの預かり知らないことだと答えてきた。
大自然は人の子を生むだけではありません。
これを育てます。
これがほんとうの教育です。人はその手助けをします。
これを人は教育といっていますが、ほんとうは教育の手助けなのです。