ぼくのなつやすみ

「これから虫捕りに行くよ!」
子供の頃、目をキラキラさせながら
このセリフ、何度口にしたことでしょうか。
ターゲットは、セミ、カブトムシ、クワガタ。
中でもカブトムシやクワガタは
そうそう見つからない希少なもの。
立派な角を持つカブトムシは、
ボクらにとって力強さを体現するヒーローのようであり、
またその希少さゆえに宝石のようでもありました。
ボクが育った愛知県三河地方の平野部は
「カブトムシなんてお店で買うもの」という都会でもなく、
「カブトムシなんて珍しくもない」という田舎でもなく、
「運が良ければ自分で捕まえられる」という土地環境。
この絶妙な難易度が、
宝石を発見したときの快感を大きく増幅していました。
夏休みともなると、早起きしては
神社の裏の雑木林などに足しげく通い
木の幹に空いた穴の奥に虫を見つけ、
クワガタかと思って突っついてみたら
ムカデが飛び出してきた・・・なんてこともありました。
周囲に「鉱山」がなかったボクの町では、
ボクらのダイアモンドは、平地の雑木林で採掘されていたのです。
限られた鉱脈の場所取りは、いつも早い者勝ち。
新たな鉱脈が発見されるたび、
そこはまさに子供たちの聖地となり
仲間意識と独占欲の狭間の葛藤を
小学生にして味わうこととなったのです。
今、ホームセンターやショッピングモールの店頭で
鈍く光る黒い宝石が売られているのを見ても、
ショーケースを覗き込むこともなく
ほぼ素通りしてしまう自分を振り返るにつけ
良くも悪くも大人になってしまったな、と
複雑な気分を抱くのですが
小学校を中心とした
半径わずか数kmの学区が
自分の世界のすべてだったあの頃に、
宝石のような昆虫を追い求めて
自転車で走り回っていた思い出そのものが、
今では宝石箱の奥で
ダイアモンドのような輝きを放っているのです。
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いつも応援ありがとうございます!
写実と単純化
8月28日、
千葉県佐倉市の美術館に
平田郷陽の作品展を見に行ってきました。
渋滞が始まる前に東名高速を駆け抜けるべく
朝5時過ぎに出発。
首都高速に入り、レインボーブリッジを渡って
千葉県へ。
東関東自動車道の佐倉インターで降りて
15分ほど走ると
市立の美術館の立地とは思えないほど狭い道沿いにある
佐倉市美術館に到着しました。
すぐそばの市営駐車場にクルマを停め
(なんと駐車料金 無料!! 市営でそんなのあるのか・・・)
美術館の入り口前に立ったときの時刻は、ジャスト午前10時。
着いたと同時に扉が開いた・・・。
愛知県から千葉県の美術館まで
4時間以上も掛けて走ってきて
開館時刻ピッタリに着いてしまう自分が怖い。
受付にて観覧料800円を支払い、
早速2階に上がって作品展を見たのですが、
初めて目の前で見る、平田郷陽の人形は・・・
ものすごかった・・・・・・・・・
平田郷陽の父も素晴しい人形作家だったそうですが
才能と環境に恵まれた人が、さらに鍛錬を積むと
こんな造形を生み出すことがが可能になるのか・・・と
ただひたすら溜息しか出ませんでした。
本当に魂が入っているとしか思えない。
平田郷陽の作品は、ざっくり分けると
写実的に作った人形に、本物を縮小したような着物を着せていた前期と
人間も衣裳もデフォルメし、写実からは少し離れた後期に分かれるんですが
(違ってたらゴメン)
不思議なことに、“実際の着物はこんな形はしていない”という
後期の人形からも、リアルな情感を感じるんです。
館内で撮影をするわけにはいかなかったので
平田郷陽の作品画像を掲載したサイトを
よろしければご覧下さい。
(新規ページでNAVERのサイトが開きます)
http://matome.naver.jp/odai/2129782136995650701
実際の着物を着た人間の外観とは大きく違う
後期の人形から、どうして写実的な人形と同等の情感を感じるのか、
作品をじっと見つめながら、しばらく考え込んでしまいました。
超人的な写実の力量を持ちながら
「抽象化」への道を辿った芸術家というと
ピカソが浮かびますが
会場内に掲示されていた解説には、
「単純化」という言葉が使われていました。
それでふと気付いたことは
一見、実際の人間や着物とは違っているようで
よく見ると、人間として有り得ないポーズをしている人形はひとつもない。
で、思いました。
ピカソの抽象化の手法「キュービズム」は
対象を分解し、再構築する表現法と言われていますが
平田郷陽の“単純化”は、分解ではなく
対象の外観から、本質の表現に不要な面や線を
削ぎ落としていった結果なんじゃないだろうか。
だから、最終的に出来上がる姿かたちが写実的なものでなくても、
そこには不自然さがまったくなく、
写実的な人形と同じか、それ以上の情感を感じるのではないか。
それこそ「本質が表現されている」ということなのでは。
会場内のいくつかの解説を読むと
確かに郷陽は素材や手法に
常に新しいものを求めながら、
単純化によって
人の姿の美しさの本質を表現しようとしていたようです。
飾れば飾るほど、見えなくなるものがある。
そういうことなのでしょうか。
美術館や博物館などへは殆ど行ったことがなく
芸術全般に疎いボクでは
人間国宝に指定されたほどの天才人形作家の真の想いなど
理解できようはずもありませんが
平田郷陽の作品が、彼が若い頃から
とてつもない高みに達していたことだけは
ハッキリと感じられました。
ボクはこれまでずっと、
創作物といえば
写実的なものか、でなければ
思いっきり現実離れしたファンタジックなものの
どちらかが好きで
抽象的な作品には興味が湧かなかったのですが
今回、「単純化」された平田郷陽の
後期の作品に感動したことで
見方が少し変わるかも・・・。
いやぁ~それにしても、
今回の作品展、日帰りの強行日程でしたが
本当に行ってよかった・・・。
これを見るためだけに
高速料金、ガソリン代など含め
1万円数千円の出費になったわけですが
まったくもって安い!! と断言できます。
そのくらい素晴しい。
そのくらい感動的。
ボクが訪れたのは最終日だったので
もう佐倉市美術館でこの作品展を見ることはできませんが
別のところで平田郷陽の人形を見られる機会があったら
ぜひまた行きたいですね。
ところで、
帰りは東名高速ではなく中央道を使ったのですが、
こちらも、幸運にもまったく渋滞に遭遇せず
実にスムーズに帰ることができました。
(ボクには無関係でしたが
調布インターの出口だけが異常なまでに混んでいて
高速道路上までクルマが並んでいました。
あそこはいつもあんな感じなんですかね・・・?)
この日は出発の時点でオドメーターをチェックし忘れて
正確な数値は不明ですが
推定で、往復750~800kmくらい走りました。
こっぺちゃん、いつもいつもこき使ってスマナイねぇ。
新車で買って、まだ4年経ってないのに
もうすぐ10万キロですわ。 わははは。
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平田郷陽の作品展を見に行ってきました。
渋滞が始まる前に東名高速を駆け抜けるべく
朝5時過ぎに出発。
首都高速に入り、レインボーブリッジを渡って
千葉県へ。
東関東自動車道の佐倉インターで降りて
15分ほど走ると
市立の美術館の立地とは思えないほど狭い道沿いにある
佐倉市美術館に到着しました。
すぐそばの市営駐車場にクルマを停め
(なんと駐車料金 無料!! 市営でそんなのあるのか・・・)
美術館の入り口前に立ったときの時刻は、ジャスト午前10時。
着いたと同時に扉が開いた・・・。
愛知県から千葉県の美術館まで
4時間以上も掛けて走ってきて
開館時刻ピッタリに着いてしまう自分が怖い。
受付にて観覧料800円を支払い、
早速2階に上がって作品展を見たのですが、
初めて目の前で見る、平田郷陽の人形は・・・
ものすごかった・・・・・・・・・
平田郷陽の父も素晴しい人形作家だったそうですが
才能と環境に恵まれた人が、さらに鍛錬を積むと
こんな造形を生み出すことがが可能になるのか・・・と
ただひたすら溜息しか出ませんでした。
本当に魂が入っているとしか思えない。
平田郷陽の作品は、ざっくり分けると
写実的に作った人形に、本物を縮小したような着物を着せていた前期と
人間も衣裳もデフォルメし、写実からは少し離れた後期に分かれるんですが
(違ってたらゴメン)
不思議なことに、“実際の着物はこんな形はしていない”という
後期の人形からも、リアルな情感を感じるんです。
館内で撮影をするわけにはいかなかったので
平田郷陽の作品画像を掲載したサイトを
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実際の着物を着た人間の外観とは大きく違う
後期の人形から、どうして写実的な人形と同等の情感を感じるのか、
作品をじっと見つめながら、しばらく考え込んでしまいました。
超人的な写実の力量を持ちながら
「抽象化」への道を辿った芸術家というと
ピカソが浮かびますが
会場内に掲示されていた解説には、
「単純化」という言葉が使われていました。
それでふと気付いたことは
一見、実際の人間や着物とは違っているようで
よく見ると、人間として有り得ないポーズをしている人形はひとつもない。
で、思いました。
ピカソの抽象化の手法「キュービズム」は
対象を分解し、再構築する表現法と言われていますが
平田郷陽の“単純化”は、分解ではなく
対象の外観から、本質の表現に不要な面や線を
削ぎ落としていった結果なんじゃないだろうか。
だから、最終的に出来上がる姿かたちが写実的なものでなくても、
そこには不自然さがまったくなく、
写実的な人形と同じか、それ以上の情感を感じるのではないか。
それこそ「本質が表現されている」ということなのでは。
会場内のいくつかの解説を読むと
確かに郷陽は素材や手法に
常に新しいものを求めながら、
単純化によって
人の姿の美しさの本質を表現しようとしていたようです。
飾れば飾るほど、見えなくなるものがある。
そういうことなのでしょうか。
美術館や博物館などへは殆ど行ったことがなく
芸術全般に疎いボクでは
人間国宝に指定されたほどの天才人形作家の真の想いなど
理解できようはずもありませんが
平田郷陽の作品が、彼が若い頃から
とてつもない高みに達していたことだけは
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写実的なものか、でなければ
思いっきり現実離れしたファンタジックなものの
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今回、「単純化」された平田郷陽の
後期の作品に感動したことで
見方が少し変わるかも・・・。
いやぁ~それにしても、
今回の作品展、日帰りの強行日程でしたが
本当に行ってよかった・・・。
これを見るためだけに
高速料金、ガソリン代など含め
1万円数千円の出費になったわけですが
まったくもって安い!! と断言できます。
そのくらい素晴しい。
そのくらい感動的。
ボクが訪れたのは最終日だったので
もう佐倉市美術館でこの作品展を見ることはできませんが
別のところで平田郷陽の人形を見られる機会があったら
ぜひまた行きたいですね。
ところで、
帰りは東名高速ではなく中央道を使ったのですが、
こちらも、幸運にもまったく渋滞に遭遇せず
実にスムーズに帰ることができました。
(ボクには無関係でしたが
調布インターの出口だけが異常なまでに混んでいて
高速道路上までクルマが並んでいました。
あそこはいつもあんな感じなんですかね・・・?)
この日は出発の時点でオドメーターをチェックし忘れて
正確な数値は不明ですが
推定で、往復750~800kmくらい走りました。
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もうすぐ10万キロですわ。 わははは。
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返り咲き。

今年はホントにコスモスの開花が遅いようで
楽しみにしている黒姫高原も、未だ見頃には程遠いらしいです。
昨年は9月の初旬に行ったんですが、
今年はもう少し遅い日程を検討しないといけないかも・・・。
ところで今日の写真は、
一旦はボツにしたものの、復活があるかも・・・ということで
保存しておいた昨年の写真の中から、めでたく返り咲きを果たした2枚です。

近づいてくるコスモスの季節を前に
昨年以上の写真を撮りたいと思い、
改めて1年前の写真を見返していて
この2枚はブログに載せてもいいかも・・・
ということになりました。
「ホントは新ネタが切れただけだろ」
という、的確すぎるツッコミはご遠慮ください (^▽^;)
さて、以前このブログにも書いたとおり
現在、千葉県の佐倉市美術館で開催されている
平田郷陽の作品展に是非行きたいと思い、
どうせなら最低でも1泊2日くらいの日程で・・・と
考えていたのですが
どうにもそれだけの時間が取れず、
そうこうしているうちに
開催期限の終了(8月28日)が目前に迫ってしまいました。
あの記事に対しては、ありがたいことに
何人かの方々から、ご親切にも
千葉県のおすすめスポットなどをご案内いただいたんですが
旅行を兼ねての千葉行きは不可能となってしまいました。
情報を下さった方、スミマセン・・・。
ただ、作品展最終日の28日は、
元々、黒姫高原へコスモスの撮影に行くつもりで
予定を空けておいたので
コスモスの見頃がまだ先だということもあり、
この日を、日帰りでの美術館行きに当てようかと検討中です。
関東への日帰りなど、会社員時代の出張以来ですが
これだけ内容の濃い平田郷陽の作品展は、
次にいつ開催されるか判らないので
やはり行っておくべきでは・・・と。
房総半島巡りは、いずれ必ず実行しようと思っています。
しかし、夏休み最後の日曜日ということで
高速道路は混みそうだなぁ・・・。
あと1日あるので、もう少し悩みます。
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現在36位。
ここ数日、体調がイマイチで
ブログに対して少し気を抜いていましたが
そうするとやっぱり落ちるんですね(反省)
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