久しぶりに横浜中華街に行った。実はこの時は5月下旬だが、神奈川県から山梨、群馬、長野、新潟と5泊くらいの車中泊のたびに出かけたときに、横浜を通りかかったからだ。
中華街の山下公園側からの入口である朝陽門から入り、少し歩いたところにあるニューヨークのタイムズスクエアのような分かれ道。
左側が中華街本通りだ。
ここを少し行けば、中華がゆ専門店の謝珉記がある。
ここは伝統店で、40年位前に初めて行ったことがあるか。
中華がゆという存在が珍しかった。
当時は違和感があったが、いまでは何でもない。
粥は中国やタイのホテルの朝食バイキングにたいてい置いてある。さんざん食べた。
でもここは久々にどんなものかと思って、再び入った。
そのほかにも値段が安いからというのも理由がある。
自分が頼むものはいつでもどこでも基本のもの。
800円くらいだったか。
菜単という中国語の懐かしいメニューがある。
中国、香港、台湾では食べ物屋に入ったとき『有菜単没有』と言っていたのでよく覚えている。
食べてみると前と違って違和感は全くない。
要するに味に慣れてきたのだ。
中華出汁や香辛料の味も全く感じない。
でも日本のおかゆと比べてちょっと薄いと思った。
この中にコメはほんのちょっと寿司のにぎり程度しか入っていないだろう。
これは昔の人が考えた食料のかさましに違いない。
これで満腹になるわけはないので、別の店で横浜中華街名物のサンマーラーメンに挑戦した。
神奈川県のラーメンは有名で奥が深く、全国に知名度のある横浜家系ラーメン、川崎ニュータンタンメン、平塚タンメン、また新横浜ラーメン博物館などがある。
でもこのサンマーラーメンは単なる普通の醤油ラーメンかと思った。
ほかのものほど特異点はない。
昔風の普通のラーメンだった。